パレスチナ:ベルギー議会がパレスチナ人議員をノーベル平和賞に推薦
2016年05月19日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ベルギー議会がマルワーン・バルグースィー氏をノーベル平和賞に推薦

【ラマッラー:アナトリア通信】

ベルギー議会は昨日〔18日〕、マルワーン・バルグースィー氏をノーベル平和賞に推薦した。バルグースィー氏はパレスチナ人の代議士であり、2002年からイスラエルの刑務所に投獄されている。

ベルギー議会がノーベル賞委員会に宛てた手紙には、次のように記されていた。「私たちベルギー議会の議員は、政治的立場を超え、上院・下院ともに、マルワーン・バルグースィー氏をノーベル平和賞へ推薦する。」

続けて、「マルワーン・バルグースィー氏はパレスチナ人有権者によって民主的に選ばれた代表のモデルであり、人権、特に女性の権利を擁護している。また、政治的・宗教的多元主義や平和の促進に精力的に関わってきた。平和は、彼および彼以外の政治犯の自由を必要とし、より広く、数十年間占領下で生きてきたパレスチナ人たちの自由を必要とする」と記された。

バルグースィー氏の妻であり、彼の釈放のための国際的キャンペーンを進めている、弁護士のファドワー・バルグースィー氏は、電話で次のように述べた。「マルワーンがヨーロッパの議会から推薦されるのは今回が初めてのことで、他のヨーロッパの議会もこれに続いて推薦することでしょう。」

続けて「アルゼンチン人のアドルフォ・ペレス・エスキベル氏(1980年にノーベル賞受賞)は、今年の3月4日にマルワーンをノーベル賞に推薦してくれました。受賞が検討されるには一つの推薦で十分ですが、今回の推薦や今後のあらゆる推薦はすべて等しく受賞の手助けとなるでしょう」と語った。

(後略)

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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:40473 )