ビナリ・ユルドゥルム、AKP新党首へ、
2016年05月19日付 Milliyet 紙


AKP(公正発展党)の党首として名が挙がった、ビナリ・ユルドゥルム交通海事通信大臣が、感極まっている様子が見られた。演説の前に短い逸話をはさみ、演説は5月19日を祝うことから始まった。初めに述べたことは、テロに関してだった。ユルドゥルム氏は「テロの問題がトルコの関心事ではなくなるようにする」と話した。

AKPのオメル・チェリキ広報は、ビナリ・ユルドゥルム交通海事通信大臣がAKP党首候補であると明らかにした。その名が挙がった後、ビナリ・ユルドゥルム氏が感極まっている様子が見られた。ユルドゥルム氏は、壇上に招かれ、演説を始める前に、黒海地方のある逸話を紹介した。ユルドゥルム氏は、「こんなことを思い出しました。テメルがスピーチをすることになり、壇上に出てみると、話すことが何もない。席に戻って言うには、『壇に上がる時には、私のスピーチを知っているのはアッラーと私だけだった。今となってはアッラーだけがご存知だ』」と述べた。

ユルドゥルム氏の演説の要点は以下のようである。

■5月19日へのメッセージ

大切な皆様、1919年5月19日、サムスンで我が国の独立を告げ昇った太陽のように、我々の政党が、2001年8月14日にわが国民の輝かしい未来を告げ知らせた松明であることを共有したい。

■最高の栄誉

5月22日、臨時党会議を行う。これに関して、全てのポジションで友らの準備が完了した。AKPは民主主義の祝宴である党大会の準備ができている。「私は AKP創設者の1人になったことを常に誇りに思っており、その党首候補と認められたことは私にとって最高の栄誉であり、同時にとても重大な責任でもある。」

■エルドアンとダヴトオールを強調

アフメト・ダヴトオール首相の今日までの功績に対して、党を代表して感謝する。レジェプ・タイイプ・エルドアン元首相(現大統領)からから引き継がれた襷を、今日に至るまで運び続けるのに成功した。

■偉大なトルコのために、全ての努力をする

「以下のことは、皆が知っておかねばならない。AKPは法を主張する政党である。AKPは国家の将来を築いていく政党である。AKPは過去を守りながら未来へと歩む政党である。よって、創設者である党首、指導者など、党の全ての地位にいる友と調和して働き、偉大なトルコという目標を達するために、我々のできる全ての努力を行う。このことを誰も疑うことがないように。

■テロ問題が関心事ではなくなるように

この場からディヤルバクルへ、残忍な虐殺に遭った人々のもとに行く前に、1つ言いたいことがある。国家に平穏あれ、そしてこのテロ問題が国民の関心事とならないようにする。日々が明るいものであらんことを、そして神を信じなさい。私の国民に平穏あれ、そしてこのテロ問題をトルコの関心事ではなくなるようにする。」

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( 翻訳者:神谷亮平  )
( 記事ID:40476 )