AKP臨時党大会本日開催、新党首決定へ
2016年05月22日付 Cumhuriyet 紙

AKPは、創立以来2度目の臨時党大会を招集し、唯一の候補であるビナリ・ユルドゥルム氏を有効票1,405票で党首に選出した。この党大会ではユルドゥルム氏が唯一の候補として選挙に臨み、MKYKでは予想外の展開が起こった。エルドアン大統領は会場でダヴトオール前首相の辞任を承認し、ユルドゥルム氏に第65代内閣の組閣を任命した。第65代内閣は火曜日(24日)に発表される。

公正発展党(AKP)の第2回臨時大党大会で、唯一の候補であったビナリ・ユルドゥルム氏が、1,405票を獲得しAKPの新党首に選出された。ボズダー法務大臣が、AKPの党首がビナリ・ユルドゥルム氏になったことを発表した。

AKPの新党首ビナリ・ユルドゥルム氏は、タイイプ・エルドアン大統領から組閣を任命された。ユルドゥルム党首は、第65代トルコ共和国政府を作る。
CNNトルコの報道によると、新たな内閣は今夜発表されず、火曜日にエルドアン大統領の承認を仰ぐという。これとともに、ユルドゥルム党首が組閣する第65代内閣の要綱は火曜日にトルコ大国民議会(TBMM)総会で読み上げられる。
AKPのMKYKは、明日(23日)13時にビナリ・ユルドゥルム党首の党本部に招集される。

■ユルドゥルム新党首:我々の道は我々の指導者レジェプ・タイイプ・エルドアンの道だ

AKPの臨時党大会に党首の唯一の候補として臨み、党首に選出されたビナリ・ユルドゥルム交通海事通信大臣は、感謝のスピーチで、党大会が「リーダーへの忠誠」の重要性を強調していると述べ、「我々の道は国民の声であり、息であり、我々の党の指導者レジェプ・タイイプ・エルドアンの道だ」と述べた。
ベキル・ボズダー議長は、ユルドゥルム氏が1,405票の有効票全てを獲得しAKPの新党首となったと発表した。

ユルドゥルム氏は感謝のスピーチで、「預かった聖なる旗」を落とさないと述べ、「我々の道は困難だが、明るい道だ。我々の未来は明るい。我々の道は国民の声であり、息であり、我が党の指導者レジェプ・タイイプ・エルドアンの道だ」と述べた。
ユルドゥルム氏は、AKPの組織の全ての人に感謝を述べ、次のように続けた。「我々の未来である若者たちよ、AKPはあなたたちの肩の上で2023年、2053年、2071年の目標とビジョンを実現するだろう。この党大会は我々がどれだけ大きく、どれだけ力強い家族であるかを、兄弟の一体性とリーダーへの忠誠がどれだけ重要であるかを改めて明らかにした。」

5月4日に行われたレジェプ・タイイプ・エルドアン大統領のアフメト・ダウトオール首相との会談後党大会を決定したAKPは、今日ビナリ・ユルドゥルム氏を党首に選出した。アンカラ・アリーナ競技場で10時に始まったAKPの第2回臨時党大会のために党員たちは早い時間に競技場にやってきた。トルコの四方からやってきた多数の党員はあっという間にスタンドを埋め、スローガンを掲げて、ウウル・ウシュラク議員の演奏する歌に合わせて拍子をとった。競技場に入った国会議員の何人かは、トルコ国旗と党旗を持ったAKP党員に挨拶した。司会者は、ツイッターで「buyukkongrektuluyorus(祝大党大会)」というハッシュタグが作られたと伝え、競技場の人々にツイートするよう求めた。

■MKYKで驚きの展開

AKPの新たなMKYKのリストには、ヌマン・クルトゥルムシュ氏、ヤルチュン・アクドアン氏、メフメト・アリ・シャーヒン氏、ジェミル・チチェキ氏、メヴリュト・チャヴシュオール氏、スレイマン・ソイル氏といった名前は見当たらなかった。

・24人が留任

アブデュルハミト・ギュル、アリ・アイドゥンルオール、アスマン・エルドアン、ベキル・ボズダー、ベラト・アルバイラク、ブルハン・クズ、チーデム・カラアスラン、エディベ・ソゼン、エフカン・アラ、ファーティフ・シャーヒン、ガリプ・エンサリオール、ハムザ・ダー、ハヤティ・ヤズジュ、メフディ・エケル、メフメト・ミュエッズィンオール、メフメト・ムシュ、ムスタファ・アタシュ、ムスタファ・セントプ、ヌレッティン・ジャニクリ、ニュクヘト・ホタル、オズヌル・チャルク、ラヴザ・カヴァクチュ・カン、ヴェダト・デミリョズ、ヤシャル・カライェル。

・26の新たな名前

アフメト・ソルグン、アイハン・オアン、アイシェ・スラ・キョセオール、ジェヴデト・ユルマズ、エミネ・ヌル・ギュナイ、エロル・カヤ、ファトマ・ギュルデメト・サル、ファズィレト・ダージュ・チュールク、フェヴズィ・サンヴェルディ、ヒュセイン・オズバクル、ジュリデ・サルエルオール、マフムト・カチャル、マルカル・エサヤン、ムラト・バイバトゥル、ムスタファ・キョセ、ムスタファ・サヴァシュ、ムスタファ・イェル、オズベン・ギョクチェン、ラディイェ・カトゥルジュオール、セマ・ラマザンオール、セルカン・バイラム、シャバン・ディシュリ、ヴェイスィ・カイナク、ヤスィン・アクタイ、ゼイド・アスラン、ゼイネプ・アルクシュ。

・25人が除外

メフメト・アティッラ・カヤ、アイハン・ウストゥン、アフメト・クルチ、アズィズ・バブシュチュ、ビュレント・ゲディクリ、ジェミル・チチェキ、ファトマ・ベテュル・サヤン・カヤ、メフメト・アリ・シャーヒン、メフメト・オズハセキ、メティン・ドアン、メヴリュト・チャヴシュオール、ナジ・アーバル、ヤルチュン・アクドアン、ニハト・ゼイベクチ、ヌマン・クルトゥルムシュ、オメル・チェリキ、レジェプ・アクダー、セルチュク・オズダー、スレイマン・ソイル、ファルク・チェリキ、ドアン・クバト、メフメト・エルデム、ゼキ・アイギュン、セルチュク・オズチュルク、メフメト・ババオール。

■競技場へエルドアンの印

競技場では、「祝賀行進をビナリ・ユルドゥルムと続ける」、「2023年の道をハタイの道の親方たちとともに」、「トルコメディアよ、道は色とりどりだ、我々は裁判の兵士だ、叫ぼう熱望を」、「命のトルコに興奮がやってきた」、「問題に椅子ではない、まだわからないのか?」、「大きな国家は大きな力、2023の目標」、「初日の愛とともに」、「党本部はリーダーにふさわしく、省はアドゥヤマンにふさわしい」、「黒い穴を越えて来た者は白い心を持っている」と書かれたプラカードが注目を集めた。党員らは異口同音に「我々はともに歩いた、この道を」の4行詩を読み上げて競技場にとどろかせた。競技場に入れなかった人々は、競技場の周辺に設置されたテントで党大会を見た。
AKP党首候補であり交通海事通信大臣のビナリ・ユルドゥルム氏は、AKPの新たな党首が選出される第2回臨時大党大会が行われる競技場に、党員らの関心が集まる中入った。

■「権限委譲」はユルドゥルム氏に

AKPの新たなMKYKのメンバーの1人であるアンカラ選出のファーティフ・シャーヒン議員は、県や郡の長を任命する権限がビナリ・ユルドゥルム氏に与えられると述べた。シャーヒン議員は、「私はおそらく最初の会議で権限の委譲が行われるだろうと見ている。党大会の後早急に業務が行われるためにこれが行われた。そこでのニュアンスは、この権限委譲が悪用されたり、もしくは不注意に行使されたためにこの権限をMKYKが自身の責任下に置くという考えだった。おそらく再びこの権現が与えられるだろう」と述べた。

先月4月にAKPのMKYKで出された決定によって、組織に関する権限はアフメト・ダウトオール氏から取り上げられていた。オメル・チェリキAKP報道官はMKYKの後発表を行い、「これが変化であり非常に急進的な姿勢であるかのように受け取られることは正しくない。これは技術的な問題だ」と述べていた。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:40521 )