S-300、お披露目される—イラン、ミサイル防衛システムを有する限られた数の国に仲間入り(1)
2016年04月18日付 Iran 紙
http://samaaknews.com/67029/
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【イラン紙3面】イラン初となる対空防衛システム「S-300」が、大統領やイラン軍高官らが見守る中、「イスラーム共和国軍の日」に合わせる形でお披露目された。イランはこのシステムを手に入れたことで、最新鋭のミサイル防衛装備を有する限られた数の国への仲間入りを果たした。

 この最新鋭システムを披露するパレードが昨日行われ、約10年前にイランとロシアの間で始まり、両国間の対立へと発展していった重要な武器取引問題をめぐるすべてのゴタゴタに、終止符が打たれた。この問題に終止符を打つには、時の経過以上に、核問題の解決と国連による対イラン制裁の解除が必要だった。〔‥‥〕

 ロシアのウラディーミル・プーチン大統領は大統領令を出し、S-300ミサイルシステムの輸出禁止を解除した。そして大統領令発出から1年以上が経った昨日、それは現実のものとなったのである。

 最新鋭のS-300防衛システムがイランに輸出されるのではないかとの話が囁かれるようになったのは、1382年〔2003年〕にイラン軍事筋の話を伝えるニュースが報じられたことがきっかけだった。

 しかし、5基のシステムを購入する8億ドル規模の契約が結ばれたのは、その4年後、プーチン大統領1期目のことだった。ところが契約が結ばれた3年後、当時の大統領だったドミートリー・メドヴェージェフの政府は、アメリカの圧力の下、この契約は対イラン安保理決議に反しているとの西洋諸国からの言いがかりを持ち出して、このシステムの納品を延期した。

 この決定に対し、イランは国際裁判所に提訴し、40億ドル規模の賠償金を請求したのであった。

つづく


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( 翻訳者:HM )
( 記事ID:40552 )