ゲズィ運動から3年
2016年05月28日付 Cumhuriyet 紙

タクスィム連帯プラットフォームは、ゲズィ抵抗運動から三年目を迎え、記者会見を開いた。

TMMOB(トルコ・エンジニア・建築家商工会議所)ビュユクケント支部で行われた会見に都市計画組合イスタンブル支部運営委員会の秘書、アキフ・ブラク・アトラル氏、TMMOBイスタンブル支部長のサーミ・ユルマズトゥルク氏、電気技師組合のベイザ・メティン氏、弁護士のジャン・アタライ氏が話し手として参加した。一方 CHP(共和人民党)のセズギン・タンルクル議員、HDP(平和民主党)のガロ・パイラン議員、ゲズィ公園の事件で亡くなったベルキン・エルヴァンさんの 父親、サーミ・エルヴァンさん、同じく事件で亡くなったメフメト・アイヴァルタシュさんの父親、アリ・アイヴァルタシュさんも会見に参加した。

会見では「タクスィム歩行者天国プロジェクト」の中で提示された保護目的の開発計画の変更と、合わせて組織の決定についての裁判の過程に関する情報がもたらされた。事件で亡くなった人たちと裁判に関する情報も共有された。弁護士のジャン・アタライ氏は話の中で「この地域に何を作り何を作らないのか、土地利用はどのように実現されるか、交通の問題の解決はどのように実現されるか、さらに重要なことは、都市の保護地域である、全体としてのタクスィムのようなトルコで最も重要な広場がどのように整備されるかに関わる開発計画に関する裁判は、根本的に行政が、さもなければ行政の力が、1人の人間の手に委ねられた状態が司法に対してどのように優位に立ったかを具体的に示している。司法の独立に関する疑いは他の案件と異なりこの案件では目を背けられない」と述べた。

■「私たちの目と手はタクスィムのゲズィ公園にある」

都市計画組合イスタンブル支部運営委員会の秘書、アキフ・ブラク・アトラル氏はタクスィム広場の今の状況が良くないことを強調し、「ゲズィ公園はあらゆる 整備の名の下続けられる建設活動の脅威にさらされている。私たちはタクスィム連帯プラットフォームを形成する120以上の集まりとしてタクスィムゲズィ公園に注目してきたこと、また、法的プロセスや昔からの事件でもタクスィムゲズィ公園がデリケートな問題であることをここでもう一度また述べたい。地域の唯一の公園、唯一の緑地、災害時に唯一使える場所であるゲズィ公園の手入れが科学と技術の法則に沿ってしかるべき時に規則的に行われる必要があることをここで述べます。タク スィムゲズィ公園に関するあらゆる活動に携わるイスタンブル広域市にしかるべき対処をするようここからもう一度呼びかけます。私たちの目と手はタクスィム ゲズィ公園にあります。これまでに手にした権利を今後も継続できることをここからもう一度示しましょう」と語った。

■ゲズィでこの若者たちのように、歳をとることはない

タクスィム連帯プラットフォームの名の下行われた共同の記者会見はベイザ・メティン氏が行った。「2013年5月31日とその後、つまりゲズィと6月事件からこれまでにこの国で数十万とも、数百万とも言われる人々がまずは通りを、その後公園が埋めつくした。誰かから指示された訳ではなく、いかなる期待もせず、自分のためにではなく、この国の魂を、女性たちや若者たちの未来を守るために自分を守る若者たちが消えない遺産を残し、命を捧げた。ゲズィもこの若者たちのように、歳をとることはない」と語った。

記者会見の後、ゲズィ公園事件を記念する行事の中で5月29日にアッバサー公園で行事が開催され、5月31日19時にゲズィ公園で記者会見が行われることが知らされた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:40570 )