ゲズィ運動3周年に、ゲズィ公園閉鎖
2016年06月01日付 Hurriyet 紙


ゲズィ運動の3周年を理由に集会の呼びかけが行われる一方で、警察はタクスィム広場で昨日31日の朝早い時間から警戒態勢を採った。機動隊グループと「治安維持用装甲車(TOMA)」は1日に渡って監視を行った。ゲズィ公園に市民は入ることは許されず、広場にあるアタテュルク像の周辺にもバリケードが張られた。

18時30分頃にタクスィム相互扶助と共和人民党青年組織メンバーも広場に着き、数百人が集まった。群衆は、「私たちはここにいる。共にいる」と書かれたプラカードを掲げつつ歩き始めた。「あらゆる場所がタクスィムであり、どこでも抵抗する」、「抵抗を続け勝つ」というスローガンを掲げるグループの先頭には、CHP国会議員のアリ・シェケル氏やエレン・エルデン氏、ギュライ・イェデクチ氏、人民の民主主義党(HDP)国会議員のガロ・パイラン氏、自由団結党(ÖDP)共同党首アルペル・タシュ氏とともにゲズィ公園運動で命を失ったエトヘム・サルシュルク氏の母サイフィ・サルシュルクさん、アリ・イスマイル・コルクマズ氏の父シャハップ・コルクマズさん、それからベルキン・エルヴァン氏の母ギュルシュン・エルバンさんと父サミ・エルヴァンさん、ハサン・フェリト・ゲディキ氏の母ヌライ・ゲディキさん、またプラスチック弾で視力を失ったウォルカン・ケサンビリジさんとエルダル・サルクヤさんがいた。

■「ゲズィは社会が助けを求める叫び声である」

警察は、フランス領事館の前でグループの先を2台のTOMAで遮った。グループは発声明を発表し、解散に同意した。

タクスィム相互扶助の発表では、「ゲズィは、この社会が助けを求める叫び声である。ゲズィは、この社会の抵抗を映したものである。ゲズィは、この社会が息をつくことである。ゲズィは、不公正、状況、忍耐に対し、公園からこの国全体にわたる、都市、自然、生活を自分たちの手にしようとする人々の抗いである。女性や若者の将来を守るため、自分たち自身を盾にした若者たちは、この国の[未来の世代のため]受け継ぐべきものを、この国や世界のためにそれを残そうと命を差し出した。ゲズィもこの若者たちのように、古びないだろう」と述べられた。

発表の後、時々緊張が高まっても警察は介入しなかった。群衆が散った後、ガラタサライ高校の前で6人の女性が1時間座り込みを行った。

アンタリアでは、ゲズィ運動の記念日のため集まったグループに警察が介入を行い、2人を拘束した。

■アリ・イスマイル・コルクマズが像の前で帽子を空に投げた

 エスキシェヒルの一群の若者は、ゲズィ抵抗の際に殴られ搬送先の病院で38日後に亡くなった大学生アリ・イスマイル・コルクマズさんの像の前でカーネーションの花を供え、帽子を空に向かって投げた。グループを代表して話した若者のうちの1人は、「アリ・イスマイル殺されなかったとしたら、今日卒業の日でした。アリが投げられなかった帽子を私たちが投げるのです」と述べた。

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( 翻訳者:佐藤彩乃 )
( 記事ID:40595 )