イスタンブル市民をだました!第三橋で緑地喪失
2016年06月01日付 Cumhuriyet 紙


トプバシュ市長は第3橋への連絡路がイスタンブルの中を通過してほしくなかったようであるが、連日、新たな連絡路が現れている。

片側で道路工事、もう片側は豪華な住宅に囲まれた自然公園を使う市民は、工事が公園に及ぶ、森林エリアに新しく住宅地が作られることを心配している。

イスタンブル広域市のカディール・トプバシュ市長は、自然破壊を生み、工事が続いている第3橋への連絡路がイスタンブルの中を通過してほしくなかったようであるが、アジア側に新しい道が出現した。橋のチェクメキョイ口を確保するこの連絡路は、長年第3橋について語られていた通路[案]をもつぶした。この道はチェクメキョイ兵舎の境界を変えた。約5キロの道路は、以前からチェクメキョイに住む人が密に使っている自然公園と隣り合っている兵舎と公園の間を通過することになり、新しい境界となる。イスタンブル都市計画連合会のタイファン・カフラマン代表は、第3橋の開発計画を訴えたと述べ、「新しい連絡地点に関して計画が出ている。それらも訴えている」と述べた。

イスタンブル広域市カディール・トプバシュ市長は第3橋プロジェクトにおいて、新しい建設を望まず、橋の出口からイスタンブルへの連絡路は望まないことを運輸省に伝えていた。ボスフォラスの通過地点としてはガリップチェとポイラズキョイがあげられた。アジア側とヨーロッパ側をはじめ諸道路がクナル・オダイェル、パシャキョイ・アクヤズ[を通過し]、橋と一緒に作られる周辺道路部分はというと、オダイェル、パシャキョイ、ポイラズキョイ、ガリップチェがあげられていた。この道の他にチェクメキョイからの連絡路がさらにでてきた。森林地区に設置されているチェクメキョイ兵舎のすぐ隣に、歩道、カフェ、休憩所があるチェクメキョイ自然公園がある。約2ヶ月前まで互いに隣り合っており、ワイヤーフェンスだけで分けられていた2つの土地の間をこのように第3ボスフォラス橋の連絡路が横切る。従来軍のエリアに含まれていて、現在継続している作業により明らかになり始めた道路によって、チェクメキョイ兵舎の西の境界が狭められる。約5㎞の長さの連絡道路は第3橋をシレ自動車専用道路に繋げる。何千もの木が切られている道には、昔の軍のエリアを示すプレートが今もその場所にある。工事機械が動いているエリアでは、昔の軍エリアを自然公園から分かつ有刺鉄線は、すでに作業現場の境界となっている。片側で道路工事、もう片側で豪華な住宅で囲まれている自然公園を使う市民は、工事が公園へ及び、森林・自然エリアに新しい住宅地が作られることを心配している。

■市役所は断言

チェクメキョイ自治体は、道路作業が第3橋の連絡路チェクメキョイ出口のために行われており、道路は自然公園の外を通過するので公園には変更はないとした。また書面による発表で「連絡路と軍事エリアを分つ200平方の土地がチェクメキョイ都市公園として整備され、市民に開放される件で、関係者と会合が継続している」とした。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:西田夏子 )
( 記事ID:40604 )