マルマラ大学歯学部学生、抗議の座り込み
2016年06月03日付 Hurriyet 紙

マルマラ大学歯学部の学生らが、教育を受ける条件に対して抗議するため保健衛生キャンパス前に集結した。学生らがソーシャルメディア上で「#マルマラ大歯学部スキャンダル」というタグ付けによって拡散させた書き込みの中では、大学が営利目的に走っていることや物質的な必需品の供給が不十分であること、そして女子学生らが(女性特有の病気に対して)嫌がらせの被害を受けていることが主張された。

マルマラ大学歯学部の学生らが、昨日(2日)マルマラ大学の保健衛生関連の学部が集まるバシュビュユク・キャンパス前で抗議活動を行った。ソーシャルメディア上で集結した学生らは、抗議する問題点を要約した告知文も共有していた。その告知文の中では、保健衛生キャンパスにおける物質的な必需品の供給が不適当であり、学部の教員らも不十分であることが強く主張された。石鹸や紙ナプキンといった必需品らは学生らが用意していること、また自分の携帯電話から患者を探さなければならない女子学生らが嫌がらせの被害を受けていることが述べられた。マルマラ大学歯学部の運営陣らは、これらの主張を否定した。

マルマラ大学歯学部の学生らがソーシャルメディア上で共有した書き込みでは、学部が適切な教育ではなく、単に患者をうまく回す方法や運営資金の収益などを目的にしていることが強く主張された。また、学生らの主張の中には、保健衛生キャンパスでは器具類の不足により5年生の学生は強制的に休暇に出されることや、スポンジや石鹸、洗剤、紙ナプキンといった必需品も学生らが自ら用意していること、そして校舎が頻繁に洪水の被害にあっていることなどが述べられた。

■オズカン学部長「これらの主張を裏付ける根拠はない」

マルマラ大学歯学部のヤセミン・オズカン学部長は、これらの主張が根拠の無いものである述べ、次のように話した。「学生たちの主張は事実を反映したものではない。これらの主張を裏付ける根拠もない。保健衛生キャンパスでは、あらゆる設備が学生たちのために供されている。ここはトルコで最も設備の整った歯学部だ。学生たちが自らの財布からお金を払うことは一切ない。今回の抗議活動は、一部の挑発的な勢力が影響したことで学生たちが起こしたキャンペーンだ。私たちに関わることは一切ない。」

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:40618 )