リゼ県のイマームら、イフタール招宴で日没エザンをわすれる?
2016年06月12日付 Hurriyet 紙


昨夕、リゼ県アルデシェン郡のいくつかの区や村で、イフタールの時間を告げるアザーンが詠まれなかった。イマームたちがある財団の主催したイフタールに参加したことで、アザーンが詠まれなかったモスクがいくつかあったという。この件について調査が始められた。

アルデシェン郡の人口の多くを占めるデニズやヤヴズ・セリム、フルトゥナ区も含む複数の区や村で、昨日(6月11日)、モスクからイフタールの時間を告げるアザーンの声があがらなかった。しばらくの間、アザーンが詠まれることを待っていたが、結局聞くことができなかった住民たちは、断食を少し延ばしてから解いた。

■住民から不満が出た

地域に住むハニフェ・ウズナリさんは、アザーンの声を待っていたが、結局聞くことができなかったことを述べ、以下のように話した。
「私たちは待ち続けて、結局アザーンが詠まれなかったので、30分後に断食を解きました。今日、イマームに『なぜアザーンが詠まれなかったのですか?』と尋ねると、イマームは『詠まれなかったですか?どうしてアザーンが詠まれなかったかは分かりませんね』と答えたのです。」
エミネ・クルさんは、「アザーンが詠まれなかったことでイフタールが10分遅れた。なぜ詠まれなかったかは分かりません」と話した。レイラ・シェンギュルさんは、「私の携帯電話には、アザーンのプログラムがあります。時間になったので、断食を解きました。私の隣人たちは電話をかけてアザーンが詠まれたかどうかを尋ねました。区ではアザーンは詠まれませんでした。不快でしたね。郡にムフティーがいれば、文句を言いに行ったのに」と述べ、不満を口にした。メヴリュト・オズカヤさんも、「モスクのスピーカーにトラブルがあったのかと思った。地元テレビがアザーンの時間を知らせてから5分後に断食を解いた」と述べた。

■「イフタールの食事会に参加し、アザーンを忘れた」

アザーンが詠まれなかったことに関して、面白い疑いが出てきた。アザーンの声があがらなかったモスクのイマームたちが、ある財団の主催したイフタールの食事会に参加したことで、それらのモスクからイフタールの時間を告げるアザーンが詠まれなかったという説が上がっている。アルデシェン郡のムフティー職を代行するパザール郡のムフティー、ムスタファ・ドゥズギュネイさんが、事件に関する陳情の調査を始めたことを明らかにした。

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( 翻訳者:白尾みさき )
( 記事ID:40664 )