スーダン:学生逮捕に対する抗議のラマダーン
2016年06月11日付 al-Quds al-Arabi 紙


■逮捕されたハルツーム大学学生の家族は、ラマダーン月の開始以来、スーダン治安当局前でイフタールを食べる

【ハルツーム:本紙】

逮捕されたハルツーム大学学生たちの家族は、スーダン治安当局の前で、恵み深きラマダーン月を過ごし、1ヶ月以上に及ぶ息子たちの逮捕に抗議している。逮捕された者たちの家族は連続して4日間、ハルツームの治安・諜報機関の本部前でラマダーンのイフタールを食べ、いくつかのメモを提示し、学生の逮捕を批判するプラカードを掲げた。

ハルツーム大学の学生の一団が大学から退学処分を受けた後にスーダン治安当局によって逮捕された写真は、ソーシャル・ネットワーキング・メディアに満ち溢れ、スーダンの人々が学生たちの解放のために継続的なキャンペーンを行っているかのような様相を呈している。

スーダン人たちはインターネット上のキャンペーンだけに満足せず、現実にもいくつかの抗議デモが行われた。その内の一つの街頭抗議は、スーダン人女性の一団がウンムドゥルマーン刑務所の前で行ったもので、ハルツーム大学で起きた事件で逮捕された男女学生たちの解放を求めた。ハルツーム大学の学生たちの逮捕は、彼らがナビール・アディーブ弁護士事務所に退学処分に関する法的援助を求めたが追い返された際になされた。逮捕された学生の名は……(中略)。

ナビール・アディーブ弁護士事務所への襲撃事件、そして退学処分を受けたハルツーム大学学生たちの逮捕は、国民が弁護士に弁護を依頼する権利を妨害するものとして、ソーシャル・ネットワーキング・メディアを通じて、広く連帯を訴えるキャンペーンとなった。

(後略)

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( 翻訳者:青木優奈 )
( 記事ID:40668 )