どうなる、被告席の国会議員たち
2016年06月15日付 Milliyet 紙

法務省はトルコ大国民議会から届いた国会議員の調査書のうち11通をアンカラ共和国検察局へ送った。これらのファイルが、ケマル・クルチダルオールCHP党首、セラハッティン・デミルタシュHDP共同党首、そしてレヴェント・ギョクCHP議員(アンカラ選出)についてであることがわかった。

この3人の政治家に関する捜査は、議員犯罪局ヒュセイン・シャーヒン副主席検察官が担当する。シャーヒン氏はクルチダルオール党首とデミルタシュ共同党首に問われている「大統領侮辱」の罪を、取調べで直接調査する。よって、シャーヒン氏が今後の過程でクルチダルオール党首とデミルタシュ共同党首を容疑者として供述に召喚するだろうとされている。この召喚は公文通知でなされる可能性もあれば、電話の可能性もある。クルチダルオール党首とデミルタシュ共同党首が召喚を受け入れなければ、警察が強制連行や逮捕の手段をとることもあり得る。調査の結果、シャーヒン氏が裁判を決定した場合、トルコ刑法第299条に基づき、ファイルをベキル・ボズダー法務大臣に送り、起訴の認可を求めることになる。ボズダー法務大臣が許可すれば、クルチダルオール党首とデミルタシュ共同党首は1年から4年の禁固刑を認めるトルコ刑法第299条によって第一審の刑事裁判で起訴される。

警察組織を公に侮辱する罪を定めるトルコ刑法第301条によると、この件について調査書を作成されたギョク議員への取調べを行うにはボズダー法務大臣の許可が必要となる。ボズダー大臣が許可を出すと、ギョク議員に関する調査もクルチダルオール党首やデミルタシュ共同党首と同様に行われる。しかし検察局はギョク議員に関して、法務大臣の許可を得ずに起訴できる。起訴されればギョク議員は6か月から2年の懲役を求められることになる。

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( 翻訳者:奥村 茜 )
( 記事ID:40690 )