オバマ大統領からの警告
2016年05月31日付 Cumhuriyet紙


アメリカ合衆国のオバマ大統領は2013年5月にホワイトハウスに迎え入れた当時の首相であるタイイプ・エルドアンと国家諜報機構の事務次官であるハカン・フィダン氏を警告したことが明らかとなった。食事を伴う会合には当時のアフメット・ダウトール外務大臣の姿もあった。大統領控室(赤の間)での夕食会の際、知られているようにハカン・フィダン氏はエルドアン大統領のすぐ隣に着席した。その会合の新しい詳細は、サッラーフ裁判(訳註1)によって明るみに出た。

会合について知るアメリカ人関係者によると、その食事会でオバマ大統領はエルドアン現大統領とフィダン氏に対し「我々は、あなたたちが何をしたか知っている、二度としないでいただきたい」という言葉で警告した。その会合の他の場面でも、オバマ大統領が直接フィダン氏に向かって「とくに我々はあなたを注視している」と言ってあからさまな警告をもう一度発した。オバマ大統領は、当時いくつかの争点の中心であったフィダン氏へ、昨今のサッラーフ問題でそのいくつかの問題に再び我々が注目することになったシリアと、そこへ赴くジハード主義者に対し見て見ぬふりをしたために、その警告をしたことが分かった。この警告がトルコ側とフィダン氏によって守られていないという考えが、アメリカの各組織の間で現在とても支配的である。

関係者は、ルザ・サッラーフの裁判資料で、トルコに関する進展が今週から始まることを言及した。公判は9月に始まる。

さらに三人のトルコ人

(ニューヨーク検事である)ブハララ氏のサッラーフ裁判資料のなかに記載されている125人の被告のうち91人がトルコ国籍者であることが明らかになり、彼らの中にかつての大臣であるザフェル・チャーラヤン氏や、エゲメン・バウシュ氏のような名前もあったということが判明した。これらの名前に加えてM.I.、S.A.とC.K.というイニシャルのトルコ国籍者もその裁判資料に記載されていることが明らかとなった。

裁判を近くから傍聴していた関係者によると、弁護士のブラフマン氏は一年以内にルザ・サッラーフから二段階で百万ドルの報酬を得ることになる。この報酬は、ブラフマン氏を近くから見ていた関係者によると、ブラフマン氏の2016年の間違いなく最高額の報酬となる。また、ブラフマン氏は今扱っている他の裁判を取りやめ、サラフ氏へ集中することも、これを裏付けている。

クルトゥルムシュ氏:フィダン氏は任務の責任者

政府報道官のヌマン・クルトゥルムシュ氏は、閣議の後で行った会見で質問に対し、大統領制に関し、をできるだけ早くトルコ大国民議会に持ち込みたいとしていたとされた。クルトゥルムシュ氏は、国家諜報機構の事務次官が交代させられるとする情報を否定して、ハカン・フィダン氏が任務の責任者であるといった。クルトゥルムシュ氏は、PKKの作戦の結果、スル、シロピ・ジズレ、イディル、ユケコヴァで6320棟の建物が壊されたこと、これをアパート数で言うなら11000ユニットになること、概算コストは10億リラ(約350億円)になることを述べた。

訳註1)
トルコの実業家。現職大臣の息子たちと共謀し賄賂を受け取ったとして逮捕された(2013年12月17日)。しかしその後釈放された。しかし2016年3月19日アメリカのマイアミで、銀行をだましマネーロンダリングをしたとして、さらにアメリカの対イラン制裁輸出入禁止)破ったとして逮捕されている。

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(翻訳者:前口翠里)
(記事ID:40709)