猛暑、電気代も高騰
2016年06月22日付 Milliyet 紙

猛暑でエアコンがフル稼働となり、電力消費量も、自由市場での電気代も高騰した。

特にエアコンが使われ始める正午前後の時間帯に、電力消費量は3万5千-3万6千MWから4万MWに上った。また一日の使用量は、一週間で7億3100万KWだったのが8億1400万KWに上昇した。一人当たりの電気代は(一日の平均)11.5クルシュ(約4.2円)からまず15クルシュ(5.5円)に、その後17.7クルシュ(6.5円)にまで上がった。

ハベルトゥルクの情報によると、部門代表者らは7月と8月もエアコンの影響により使用量が上向きに増加し、一人当たりの電気代も25-30クルシュ(訳9~11円)辺りまで上昇するだろうと予想している。市民は涼むためにエアコンを導入し始めた。トルコ配電公社(TEDAŞ)の元会長オスマン・ヌーリ・ドアン氏は、エアコンの電力生産と消費への影響を次のように評価した。
「一日のピーク時、エアコンの影響により電力消費の増加は少なくとも5,000MWになるだろう、さらに増加する可能性もある。フル稼働すれば、電力使用量への影響は7,000MWほどになるだろう。この暑さが続けば7月と8月の電力消費量は記録が破られるかもしれない。昨年の最大使用量は7月30日の8億6750万KWだった。暑さが続けば、新記録になることは間違いない。」

「発電所に水がない」

TEDAŞ元会長のドアン氏は夏の間、高い消費需要を満たすために水力発電所が積極的に生産しているが、もうしばらくすれば水を使い果たし、稼働できなくなるだろうと述べた。ドアン氏はこの発電所がほかの資源と比べて非常に安く電力を供給すると話し、「この発電所が操業停止すれば、9月、10月そして11月の電気代はより高くなるだろう」と述べた。

■ロシアはパイプラインを修理

情報筋によると、ロシアのパイプラインで計画的補修作業が始められたという。このためにガス供給は縮小された。部門代表者らは「この期間が延びれば、価格に一部ではあるが影響があるだろう」と述べた。

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( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:40721 )