イスラエル・トルコ和解、これがその8条項
2016年06月27日付 Cumhuriyet紙

トルコとイスラエル両国間の関係正常化について3年間続いている交渉で最後となるといわれる26日の会談の後、合意が達成された。 レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、イスラエルとの関係正常化のための3つの条件を提示した。エルドアン大統領のこれら条件のうち、わずかひとつが受け入れられた。トルコとイスラエルとの間の覚書は、28日午前11時に署名される見込みだ。

トルコとイスラエルとの間で合意が達成された。ビナリ・ユルドゥルム首相は27日、ジャーナリストに対し、合意内容の詳細を会見で明らかにした。ユルドゥルム首相は、イスラエルが賠償金を支払うと話した。

エルドアン大統領はイスラエルとの「関係正常化」のため、3つの条件を提示した。エルドアン大統領の条件は、謝罪、賠償金、封鎖の解除であった。エルドアン第大統領のこれらの条件のうち賠償金の支払いのみが受け入れられた。賠償金も直接ではなく人道基金を経由し、マビ・マルマラ号での死者と負傷者の家族に送金される予定である。

イスラエル・トルコの覚書の署名がいつ行われるのかについての詳細は明らかになった。28日(火)の11時にトルコからフェリドュン・シニルリオウル外務補佐官がテルアビブで、イスラエルのドール・ゴールド外務大臣と署名する予定だ。 

イスラエル紙イェディオト・アハロノトのニュースサイトであるワイネットニュースによると、覚書の八つの基本条項は以下の通り。

1 イスラエルとトルコが完全なる外交関係と正常な関係を再び樹立し、それに見合う形で大使の再派遣と政府高官の訪問も含まれるものとする。両国は、NATOと国連のような国際的プラットフォームで互いの利益に対し有害だとみなされるやり方で行動することを控えることを約束する。

2 トルコはガザ地区封鎖解除の要求を撤回する。引き換えに、イスラエルはトルコのガザ地区への支援が、イスラエルの監査の後、アシュダド港からガザ地区へ到達する許可することを約束する。イスラエルはトルコがガザ地区で病院、発電所、水処理プラントを建設することも許可する。

3 イスラエルはトルコの人道支援基金へ約2,100万ドル(約21.5億円)を送金する。この金はマヴィ・マルマラで殺害されたトルコ国民9人と負傷者の家族に転送される。

4 トルコは法を制定し、マヴィ・マルマラ事件と関係するイスラエル兵に対して起こされたすべての訴訟を無効とする。

5 トルコはハマスが領土をイスラエルに対する活動のための拠点として使用することを防ぐ。その引き換えに、イスラエルは在トルコのハマスの作戦司令部閉鎖要求を撤回する。2014年にイスラエルの若者を誘拐し殺害した責任者のハマス幹部サラ・アルリをトルコから追放した。トルコ当局は(トルコへの) 再入国許可を与えないことを約束する。

6 両国は軍事協力と情報共有を再開する。

7 イスラエルは天然ガスの採掘と配給を可能とする、パイプライン建設に関する両国の交渉を開始する。

8 協定では、ガザで2014年から行方不明となっているイスラエルの民間人アヴェラ・メンギウストゥ氏と軍事作戦で殺害された軍人オロン・シャウルとハダル・ゴルディンの遺体の返却に関する条項は含まれていない。しかし、トルコ政府はハマスと話し合い返却を確約する約束を取り付けた。イスラエルは協定に関連するロシア、エジプト、ギリシャ、南キプロスへ説明を行い、これらの諸国との関係を犠牲にするいかなる動きもみられないとのメッセージを伝えた。

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(翻訳者:岸田圭司)
(記事ID:40757)