イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、シリア危機について外交手段をもって解決する旨を表明した。「シリア危機を解決するための糸口は、イランの4つの計画にある。」
本紙によれば、我が国外相はノルウェー外相との共同記者会見において、次のように述べた。「シリア危機の解決とは外交であり、軍事的手段によってなされることはないだろう。」
ザリーフ外相は、ノルウェー外務大臣ボルゲ・ブレンデ氏との会談で、中東地域の問題についてこのように語っている。「軍事力もシリア危機解決のための手段のひとつだ。しかしながら、この国の危機の解決は、軍事的手段によってなされるものではないだろう。我々は外交手段こそが、シリア危機を解決するだろうと信じている。」
我が国外相は、イランの4つの計画こそがシリア危機解決への糸口であるように考えている。
彼は、我が国とノルウェーの協力についても触れ、「漁業から石油、地域協力に至るまで、さまざまな分野で協力の可能性がある」と述べた。
また、イラン外相は核問題におけるノルウェーの役割と、同国が天然ウラン交換のためにイランとカザフスタンに助力を惜しまなかったことに言及し、同国政府の存在があってこそ核交渉が実を結んだと述べ、ノルウェーに感謝の意を表明した。
我が国外相は、今朝方この記者会見が開かれる以前にノルウェー外相と会見し、会談を行った。
ザリーフ外相とボルゲ・ブレンデ外相は、両国の互恵的関係と政治経済および金融協力について協議した。
両者はこの会見で、シリア危機とその幕引きをはかる方法、そしてイラクとアフガニスタン情勢についても意見交換した。
また石油とガス分野の他、自然環境分野における協議と意見交換は、ノルウェー外務省内で行われたイラン・ノルウェー両国外相会談のもう一つの軸であった。
(出典:IRIBニュース)
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( 翻訳者:EA )
( 記事ID:40771 )