エルドアン大統領、シリア難民には二重国籍を
2016年07月11日付 Milliyet 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、ポーランドの首都ワルシャワで行われたNATOの首脳会談の後、重要な発言を行った。トルコへの帰国中に話したエルドアンは、シリア人に国籍を与えことについて次のように話した。「現在、私はこれをとても明らかに表明する。一部の政治家が国籍の問題について場所をわきまえずに話していることによって、わたしはとても悲しんでいる。つまり、一人の人間がどこかの国に国籍申請をするとして、それに対して『いいえ、わたしはあなたを受け入れません』という形でのアプローチで前もって反対することは正しいことなのか。今日、一人のトルコ人がドイツへ行き、ドイツ国民になる。アメリカに行ってアメリカの国籍を取得する。同じことがトルコでも生活している人々のためになぜできないのか。さらに、私たちはここで数人と何年間も友達や兄弟、家族のように法律の範囲内で生活してきた。現在、彼らは祖国から移住してきて、私たちを援助者と考えており、私たちのところに避難した。

■彼らはTOKİで生活している。

私たちは、この難民たちを何年間も難民キャンプや空いているアパートの地下に閉じ込めておくのか。一つの地下で10人から15人が肩を寄せ合って暮らしているのをあなたたちは見ている。このようになりそうなことに関して、省庁や情報機関は動いてほしい。キャンプや家、周辺の人々をもう一度見つめなおしほしい。この移住してきたシリア人たちを我が国の特定の場所に定住させよう。さらに必要ならば、集合住宅局(TOKİ)が所有する空いている住宅もある。私たちはどのようにアフスカ系トルコ人にエルジンジャンで住宅を提供してきましたか、彼らに分割払いで払うように取り計らいました。私たちはそれと同じことができるはずである。難民のほとんどが現在違法で労働している。この解決もしなければならない。

■帰国が条件か。

彼らの中には、医者もおり、技師も弁護士もいる。彼ら全員を私たちの国が活用することができる。彼らに国籍を与えることができる。二重国籍は基本である。二重国籍である人や、国籍を得た人が母国に戻ることは条件なのか。アメリカで国籍を取った人が、母国に帰ることもあり、帰らないこともある。ドイツで国籍を取った人の全ては国に戻るのか。1963年に行ったときは、誰も戻るかどうかを聞かなかった。全く遠慮する必要はない。この国は現在7,900万人が78万㎢で 暮らしている。トルコの半分の面積であるドイツは現在8,500万人の人口である。トルコはドイツの人口を軽く超えられる国である。

■要求はなかった。

NATOが戦争の抑止力を強化するために、アメリカがポーランドに軍隊を駐留させる予定であることに触れて、トルコへの軍隊の要求はあったかどうかという 質問を受けて、「私たちにその種の要求はなかった。ご承知の通り、0アフガニスタンを例にとるとわかりますが、私たちは一般に物資の補給を行っている。」と回答したエルドアン大統領は、NATOがトルコを国境警備問題で放置しているという意見について、「二者会談では、すべて私たちを支援してくれると言った。しかし、ワルシャワでの会議ではウクライナとアフガニスタンのような問題が議題になった」と話した

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:40846 )