ナズル・ウルジャク女史、逮捕―メディアへの波及
2016年07月26日付 Hurriyet 紙


フェトフッラー・テロ組織が起こしたクーデター未遂事件で捜索されていた元ザマン紙の女性記者、ナズル・ウルジャク氏が、ムーラ県ボドルム郡で逮捕された。

7月15日のクーデター未遂に関するイスタンブル検察当局の捜査において、ナズル・ウルジャク氏含む42人の逮捕決定が出された。

■車両内で逮捕された

MOBESEのカメラがとらえた映像によると、ナズル・ウルジャク氏は月曜の朝ボドルムに到着したが、休暇を家でゆっくり過ごすことはできなかった。警察は、ナズル・ウルジャク氏が今朝ボドルム―トルバ・インターチェンジへ移動する車の中で逮捕されたことを明らかにした。

■滞在先を頻繁に変える

ボドルムで逮捕されたナズル・ウルジャク氏について、捜索期間の興味深い新たな情報も明らかになり始めた。一時友人の家に滞在していたというウルジャク氏は、その後捕まらないように夜の間に車と滞在場所を変えていたという。

■イスタンブルへ連行された

警察に逮捕されボドルム警察へ連行されたウルジャク氏は、厳戒態勢の中、ボドルム国立病院で健康診断を受けた。この時、ウルジャク氏は記者の質問に答えようとしたが、警官はこれを許可しなかった。ウルジャク女史は、健康診断の後再び警察へ戻され、警察での手続きが終了後、イスタンブルへ送られた。

別荘の家宅捜索で見つかったノート2冊とフェトフッラー・ギュレンに関する本7冊、そしてパソコン1台が警察に押収された。

■記者8人が逮捕される

7月15日のクーデターに関し行われた調査で逮捕された記者は8人に増えた。
イスタンブル広域市検察局は、7月15日のクーデター未遂に関する捜査で、ナズル・ウルジャク氏を含む42人の記者の逮捕を決定し、捜査には治安局が任命された。命令に従って昨日、治安局の職員が作戦に乗り出し、5人の記者を逮捕した。また、今朝行われた急襲により、報道関係者の逮捕者数は8人に増加した。
逮捕された者の中には、ボドルムで逮捕されたナズル・ウルジャク氏とマニサで逮捕された元ザマン紙の女性リポーター、ハヌム・ブシュラ・エルダル氏もいた。エルダル氏とウルジャク氏は今日イスタンブルに連行される。

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( 翻訳者:内山千尋 )
( 記事ID:40951 )