大学その他、クーデター疑惑で閉鎖組織の経済価値は?
2016年07月26日付 Hurriyet 紙


7月15日のクーデター発生後、多数の大学、学校、病院、組合、協会が閉鎖された。これらの建物に属する資産は大部分、国庫管轄となる。当資産の価値は推測で1000億ドルである。

非常事態宣言下で採られた措置に関連して、政令で35の保健関連の機関・組織、934の学校、109の学生寮、104の財団、1125の協会、15の大学、19の組合が閉鎖された。

これらの建物に属する建物や土地は国庫に登録された。関係機関は、必要に応じて関係省によって使用される可能性がある。入手した情報によれば、当資産に関する価値評価のレポートが用意されている。この問題に詳しいある情報筋から得た情報によれば、これらの資産の価値は1000億ドルを超えるという。

閉鎖した機関の中には15の大学も含まれている。これらの中に、トルコで初めて建てられた私立大学のファーティフ大学、ガジアンテプのジルベ大学、トゥルグト・オザル大学、ゲディズ大学の所有物が評価の点で注目されている。

■4億ドル

閉鎖されたファーティフ大学で1か月間管財人を務めた弁護士のハサン・オルチェルさんは、ファーティフ大学には3.5~4億ドルの価値があると述べた。オルチェル弁護士は23平方キロメートルの土地に建てられた大学に1万6千人の学生がいたことに触れた。オルチェル弁護士は、ファーティフ大学同様に、閉鎖された他の機関も経済的に利益を得る必要があると述べた。押収された資産の多くに注目したオルチェル弁護士は、「これらはすでに国民のものである」と発表した。

■アンカラの最も価値ある地域

閉鎖されたトゥルグト・オザル大学の管財人を務めたオゼル弁護士は、任期が短期間であったと述べた。大学に属する資産についての専門的な報告書を作成する時間がなかったとした。

オゼル弁護士は、トゥルグト・オザル大学の所有しているキャンパスや関連する土地にかなりの価値があると述べた。また数値を明らかにすることを避けているが、アンカラで活動している不動産の専門家は「少なくとも10億リラの価値がある」としている。同じ情報筋から、大学が持つキャンパスについて「アンカラで最も価値がある地域」と述べた。

閉鎖された教育機関リストに載っている15の大学:
1.アルトゥン・コザ(イペキ)大学(アンカラ)
2.ブルサ・オルハンガーズィ大学(ブルサ)
3.ジャーニキ・バシャル大学(サムスン)
4.セラハッティン・エユッビー大学(ディヤルバクル)
5.ファーティフ大学(イスタンブル)
6.メリクシャー大学(カイセリ)
7.メヴラーナ大学(コンヤ)
8.シファ大学(イズミル)
9.トゥルグト・オザル大学(アンカラ)
10.ジルベ大学(ガジアンテプ)
11.カヌーニー大学(アダナ)
12.イズミル大学(イズミル)
13.ムラト・ヒュダベンディガル大学(イスタンブル)
14.ゲディズ大学(イズミル)
15.スレイマン・シャー大学(イスタンブル)

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( 翻訳者:佐藤彩乃 )
( 記事ID:40953 )