PKKから「解決策」よびかけ
2016年07月22日付 Cumhuriyet 紙

クルド労働党(PKK)が、7月15日に起きたクーデター未遂事件について、あらゆるクーデターに反対するとコメントを発表し、「クーデターのない、全ての問題を民主的な政治手法で解決する、民主的なトルコ国家を築く努力をすみやかに進めるべきだ」と呼び掛けた。

PKK指導委員会は、7月15日のクーデター未遂について見解を発表し、あらゆるクーデター行為ならびに政府のOHAL(非常事態宣言)に反対の立場を取るとして、「全ての民主的勢力が共同で一つのブロックを作り、一歩を踏み出す」ことを提案した。
欧州にあるPKK広報組織「新自由政治」を通してコメントを発表し、今回のクーデター未遂の原因を「軍の一部が、この紛争により、政権に対して優位な立場にあると見て、15日にクーデター未遂を起こした」と指摘した。

■「解決」を呼びかけ

あらゆるクーデター行為に反対すると表明するPKK執行委員会は、問題解決のため政治的手段を提示し、「クーデターのない、全ての問題を民主的な政治手法で解決する民主的なトルコを築く努力をすみやかに進めるべきだ。トルコが抱えるあらゆる問題を解決する、社会的で進歩的、かつ民主的なシステムが必要だ」と呼び掛けた。さらに、党がこの解決策を主導するため「準備万端」だという意思も示し、「我々はあらゆるクーデター行為に対し断固たる態度を取り闘うと同時に、OHALによって圧政を増長させ、クーデター温床を作るような政治やルールに対しても争っていくことを改めて強調したい」と述べた。

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( 翻訳者:川原田嘉子 )
( 記事ID:40966 )