クルチダルオールCHP党首、批判に応える
2016年07月27日付 Cumhuriyet 紙

クルチダルオール党首は大統領府を訪問することへの批判に対し中央執行委員会(MYK)の会議で返答した。共和人民党(CHP)のリーダーは逮捕や憲法改正について慎重に対応しなければならないと強調した。

クルチダルオールCHP党首は、大統領府への招待に応じることへの批判に関し、トルコ共和国をつくりあげた政党の党首であることの責任をもって行動していると述べた。同党首は「トルコがこのような状況にある中、過去に行われてきた不正に目をつぶってトルコのために尽くす」と話した。

CHP中央執行委員会はクルチダルオール党首が進行役となってメディアに非公開で招集された。会議ではクルチダルオール党首の大統領府訪問、ギュレンの引き渡し、 憲法改正、当座の問題などが話し合われた。同党首は大統領府を訪問することに関して「トルコがこのような状況にある中、過去に行われてきた不正に目をつぶってトルコのために尽くす」と話した。入手した情報によると、クルチダルオール党首は記者のビュレント・ムマイ氏の逮捕について論評した。彼が逮捕されたのなら、エルゲネコン裁判やバルヨズ裁判のすべての記事を書いた者たちをも逮捕されなければならないと述べ、「過去の行状に目をやれば、公正発展党(AKP)には政治家は残らないだろう。彼らの多くは教団と結託した」と話した。

■8月30日に期待

クルチダルオール党首は、会議メンバーらに、大統領と政府側からの妥協の知らせを歓迎すると話した。また、彼らが共和国とアタテュルクに誠実であるのを期待しているとし、「彼らもわかっているように、アタテュルク、共和国、世俗主義は、この地に生きるすべての人にとって大変大切で切り捨てることはできない。彼らは今まですべてのバイラム(祝日)を口実をつかって無視してきた。彼らが親しみを覚えているのなら8月30日の戦勝記念日は盛大に祝われるべきだ」と述べた。同党首は、作業の開始のため、妥協される司法分野の小規模の憲法改正に関し、「改正案の中に他の条項を含ませてごまかさせない必要がある」と述べた。

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( 翻訳者:奥村 茜 )
( 記事ID:40996 )