クーデター非難のイェニカプ大集会、ヨーロッパメディアはこう伝えた
2016年08月07日付 Hurriyet紙


イスタンブルのイェニカプで行われた「民主主義と犠牲者の集会」はヨーロッパメディアで大きく報じられた。

■イギリス
 
BBCは、イェニカプでの歴史的集会を「トルコで反クーデターの大規模集会」というタイトルで読者に伝えた。BBCのインターネットサイトでは、べサニー・ベル特派員が、7月15日以来毎晩「民主主義の番人集会」に参加しているというフェルハド・エルジュメンさんという名の市民と行った短いインタビューも掲載された。エルジュメンさんはインタビューで、「私たちは、国民を信じている、民主主義を信じている。トルコの民主主義のために私たちが団結していることを示すために集会を行い、一緒に集まる。クーデターは全て夜に行われて、昼には何一つすることができない。しかし、7月15日以来人々は眠っていない。たとえ眠るとしても、道で眠る。トルコの独立と民主主義を守り続けているのだ。この国でも、う二度と、一切のクーデターは許されない」と述べた。

ロイター通信は、イェニカプでの大規模集会を、「何十万人ものトルコ人が、レイジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の呼びかけによって、クーデター計画の失敗を非難するために集う」という形で伝えた。ロイター通信のニュースで、オルドゥから来てイェニカプでの集会に参加した46歳のハジュ・メフメト・ハリオウル氏が、「私たちはここにいる、なぜならこの旗が下がることはないし、アザンも止むことはない、そして国が分裂することはないからだ」と述べたと報じた。
 
フィナンシャル・タイムズ紙:イスタンブルでの集会は、トルコで再び国民がひとつになるという希望を生んだ。
 少なくとも百万人の人が参加し、日曜日にイスタンブルで行われ、すべての政党も参加した大規模集会は、分裂した国でのひとつのターニングポイントとして、希望を増加させた。先月失敗に終わったクーデター以前には、予想もできなかった集会に、エルドアンの呼びかけで、野党のリーダーたちも参加した。しかし、議会の3番目に大きな政党であるHDP(国民民主主義党)は集会に招待されなかった。

インディペンデント紙:反クーデターのイスタンブル大集会
 何十万人ものトルコ人が、先月失敗で終わったクーデターに抗議するために、イスタンブルで行われた民主主義集会で集まった。

デイリー・テレグラフ紙:エルドアンは、死刑制度を復活させるシグナルを出した
 エルドアン大統領は、イスタンブルで行われた集会で、もし国民が望むのであれば、失敗に終わったクーデター計画をうけ、政治指導者らがこの要求を検討するであろうと信じていると述べた。ヨーロッパ諸国では死刑制度がないというものを批判をしたエルドアンは、アメリカ合衆国、日本、中国では死刑制度が適用されていると伝えた。

ガーディアン紙:トルコの政治リーダーらが、イスタンブルでの反クーデター集会を行った
 百万人以上のトルコ人が、イスタンブルで7月15日に行われた未遂事件以後に行われている「夜の番人」活動を終わらせるために集った。

[訳者注:7月15日のクーデター未遂以後、トルコの主要都市では、毎晩、AKPの呼びかけで『民主主義の番人集会』と呼ばれる集会が開かれていた。この大集会は、その総仕上げとして実施された。]

■イタリア:人の洪水

集会は、イタリアの新聞においても大きな反響を呼んだ。国内の高い出版部数を持つ新聞の中で、コリエーレ・デラ・セーラ紙は、インターネットサイトで、「民主主義と犠牲者の集会」を生放送で視聴者に伝えた。新聞のニュースでは、「イスタンブルで、エルドアン派の集会に集う人の洪水」というタイトルが使われた。ラ・スタンパ紙もインターネットサイトで、「数千人の人々が、クーデター後、エルドアンのために広場に」と伝えた。イタリアのライニュース24局も度々、集会場所から記者を通して生放送し、ニュースをイタリアの世論にトップニュースとして伝えた。

■ドイツ:トルコは祝福

ドイツのビルド紙のインターネットサイトにおいては、「反クーデター抗議で数十万人がエルドアンに歓声を上げている」というタイトルが使われた。シュピーゲル紙のオンラインサイトでは、「イスタンブルでの大規模集会:『トルコは祝福』」というタイトルがつけられた。フランクフルター・ルンドシャウ紙もインターネットページでは、イスタンブルでクーデター企てに対し大規模な集会で抗議が行われ、野党のリーダーたちも集会に参加したと伝えた。ドイツのライニシェ・ポスト紙はインターネットサイトで数十万人が「最高司令官」(訳者注:エルドアン大統領をさす)の呼びかけに答えたと記した。同紙はさらに、今日の集会がこれまでにイスタンブルで行われた「最大の集会」であると強調した。

NTVオンラインニュースでは、「エルドアン、死刑制度を容認する方向での意思表明」というタイトルがつけられた。ニュースでは更に、以下の文章も掲載された:「クーデター未遂以来行われたもっとも大規模な集会で数十万人のトルコ人は、エルドアンに支持を示すために集会に押し寄せた。エルドアンはこの大きな集会を、ヨーロッパ諸国へメッセージを伝えるために利用した。トルコ大統領のレジェプ・タイイプ・エルドアンは、イスタンブルでの集会で百万人以上の支持者たちの前で死刑制度を復活させることに言及した。もし議会が法を制定するなら、これを承認すると述べた。」

ターゲスシュピーゲル紙では、「エルドアンは死刑制度のために希望を与えた」というタイトルで示されたニュースにおいて、エルドアン大統領の「もし国民が死刑制度を要求するなら、各党が国民の要求を満たす必要がある」という発言を伝えた。ターゲスシュピーゲル紙mは、ヨーロッパ連合がトルコにこの件で行った警告と、もし死刑制度が復活されたならトルコとのEU加盟交渉が中断するだろうと報じた。
 
「エルドアンを迎えた大規模な集会は数十万人の人」というタイトルが使われたシュピーゲル紙のオンラインは、集会のハイライトはエルドアンのスピーチであったと伝えた。

イスタンブルでの集会を「大規模集会でエルドアンがドイツを厳しく批判」というタイトルで読者に伝えたヴァッツ紙は、エルドアン大統領の死刑に関する発言を伝えた。ヴァッツ紙は更に、エルドアンが先週(ドイツの)ケルンでの集会に関し、映像出演して参加者に呼びかける権利が自分に与えられなかった件で、(ドイツに向けて行った)批判を報じた。ヴァッツ紙は、エルドアン大統領が、自分には与えられないこの権利が、テロリスト(訳者注:PKKをさす)らには与えられていると述べ、「民主主義はどこだ?」と尋ねたことを記した。
 
タズ紙は、「イスタンブルでのAKP(公正発展党)派の大規模な集会」というタイトルがつけられたニュースで、HDP(国民民主主義党)が集会に招待されなかったことを報じた。

■フランス:巨大集会 

フランスのル・フィガロ紙は一連の出来事をインターネットサイトで、「イスタンブルでの巨大集会が始まった」というタイトルで読者たちに伝えられた。ニュースでは数百万人の人がクーデター企てに反対し、最後にもう一度共に集い、反対の意思を示したと強調した。フランス24ニュース局も、「数十万人ものトルコ人がエルドアンを支持するため、イスタンブルに」というタイトルがつけられたニュースで、トルコ国民がエルドアンの団結の招集と共にクーデター計画に反発を示すために集まったと記した。ニュースでは、集会にエルドアン派の人々及び野党のCHP(共和人民党)とMHP(民族主義者行動党)からも多くの人が参加したことを強調した。

■ベルギー:人の海が赤く染まった

フラマン語で放送しているベルギーのVTM局は、イェニカプでの集会に3百万人のトルコ人が参加したと伝えた。ジェプ・タイイプ・エルドアン大統領と与党の幹部だけでなく、同時にCHPとMHPのリーダーたちも集会で参加していると強調したこのニュースでは、「イェニカプの人々は海のようだ。集会は、多くのトルコ国旗によって赤く染まった」と述べた。その上で、同局は、集会でエルドアンが国民が一致団結して彼を支持を示すのを西側に見せ付けたいのだと報じた。
 フランス語で放送されている国営テレビのRTBFは、集会場所が2時間前から満員になったと伝えた。局ニュースでは、政党のスローガンが禁止され、唯一トルコ国旗だけに許可が与えられた集会に350万人の人々が集まることが予想されていると強調された。

■オーストリア

オーストリアの公共テレビORFは、「イスタンブルでの集会で数十万人が集まった」というタイトルがつけられたニュースで、「イスタンブルでレジェプ・タイイプ・エルドアンの招きでm数十万人もの人々がクーデターに反対して行われた集会に集まった」と伝えた。ニュースでは集会でCHPとMHPの党首たちが参加したことを伝える一方「HDPは集会に招待されなかった」と伝えた。クリエ紙はインターネットページで、イェニカプでの集会で数十万人が参加したことと、1万5000人に近い警察が警備していたことを述べ、CHPとMHPのリーダーたちが参加した集会でHDPが招待されなかったことを強調した。

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(翻訳者:川田知果)
(記事ID:41022)