エルドアン大統領「欧米諸国にはがっかりさせられた」
2016年08月17日付 Milliyet 紙

フェトフッラー・ギュレン派テロ組織は、共和国の原則と民主主義を壊滅させる目的で、7月15日クーデターを発生させた。トルコは、これに対するアメリカ合衆国やドイツのような一部の欧米諸国の態度への失望を、重要な国際組織の一つである欧州安全保障協力機構に向けて発言し、記録に残した。レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、ビナリ・ユルドゥム首相、メブリュト・チャブシオール外相は、クーデター発生時の、一部の欧米諸国に関するトルコの失望を、欧州安全保障協力機構の委員たちに語った。

7月15日のクーデター発生後、トルコの連合国である欧米諸国からの特別な訪問が行われなかった。ヨーロッパからトルコに対する最も重要な支援は、トルビョーン・ヤクラント欧州評議会事務総長によって行われた。欧州評議会事務総長は、クーデター発生当夜に会見を行っただけでなく、アンカラを訪れ、国会の爆撃地点への訪問も行った。

オメル・チェリッキEU担当相は、EU諸国から支援の訪問を待っていたことを明らかにした。欧米諸国の態度は、政府の中で信頼の喪失と失望を生み出した。

メブリュト・チャブシオール外相は、今日、クリスティーン・ムットネン欧州安全保障協力機構議員会議委員会委員長が委員長職を務めるAGİPT(欧州安全保障協力機構議員会議委員会)の関係者らと面会した。

会議には、チャブシオール外相に同行して、ヴェダット・ビルギンAGİPTトルコグループ会長とエミン・オネン大統領最高顧問が参加した。ムットネンAGİPT委員長には以下の人々が同行した。

イザベル・サントスAGİPT委員長補佐(ポルトガル議会議員)、アザイ・グリイェヴAGİPT委員長補佐(アゼルバイジャン議会議員)、イグナチオ・サンチェス・アモールAGİPT民主主義・人権・人道問題委員会委員長、ロバート・モンテッラAGİPT事務総長。

外交筋から得た情報によると、チャブシオール外相は会議で、7月15日のクーデター発生についての詳細を議員たちに知らせた。

チャブシオール外相は、クーデター発生後の一部の欧米諸国がトルコ政府と国民に失望を与えたことにも遺憾の意を表した。

AGİPT委員会と、ユルドゥム首相とエルドアン大統領がそれぞれ面会した。ユルドゥム首相は、クーデター発生に対して発表した声明に対し、ムットネンAGİPT委員長に感謝の意を表し、訪問を連帯の表れだとして見ていると語った。ユルドゥム首相は、クーデター発生後に実行に移された非常事態宣言の枠組みの中で取られた措置について、欧州安全保障協力機構に定期的に情報を提供する予定であると表明した。

エルドアン大統領とユルドゥム首相は、欧州安全保障協力機構委員会に、一部の欧米諸国の態度に対する批判も行ったと伝えられている。



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( 翻訳者:松原あゆみ )
( 記事ID:41069 )