CHP、LGBTIの人々と国会で記者会見「差別に罰則を」
2016年08月19日付 Cumhuriyet 紙


共和人民党(CHP)イズミル県選出のゼイネプ・アルトゥオク議員は、イスタンブル県選出のセリマ・ドアン議員、その他の同党所属国会議員は、イスタンブルからやってきたレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、インターセックス(以下、LGBTI)代表者と共に国会で記者会見を 行った。セリナ・ドアン氏は、会見でLGBTI個人に対して性的差別が行われてきたこと、それが原因で疎外されてきたことを述べ、「社会的性教育を初等学校で必須化しなければならない・・・

子供は、性の平等に敏感な個人として育たねばならない。問題解決に向け、家族・社会政策省の規制適用がLGBTIの個人を包含するよう22項目の法案を提出した。最も重要なのは、社会的に性差別の表現に対する懲罰が必要である」と述べた。

「これ程家父長制的な環境において彼らの支援を得たい」
トルコ初のトランスジェンダー女優であるアイタ・ソゼリ氏も含めたLGBT代表者らは、後に登壇し、社会生活で経験した労苦について説明した。演説 後、CHP国会議員のゼイネプ・アルトゥオク氏は、写真撮影のため、CHPブルサ県選出国会議員のオルハン・サルバル氏を傍に招いた。

これに対し、トランスジェンダーであり、イスタンブルのジャーナリストであるミッシェル・デミシェビッチ(36)氏は、「我々の目的はトランスジェンダーの女性の姿を見てもらうことだ。男性が前に出ることは少し不適当であった」と述べ、アルトゥオク氏に小言を言った。

これに対し、オルハン・サルバル氏は後ろへ、デミシェビッチ氏は前列に移動した。ゼイネプ・アルトゥオク氏は、デミシェビッチ氏に対し「みな一緒になろうと望んだ。彼らの支援が貴重だと考えたからだ。ご存知の通り、これ程の家父長制的な環境において、彼らの支援を得たい。より一層、社会では男性が我々を 支持してくれれば」と話した。ミッシェル・デミシェビッチ氏は、「でも重要なことは、女性の姿を見てもらうことだ」と答えた。

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( 翻訳者:山根卓郎 )
( 記事ID:41077 )