米報道官「トルコの標的は、クルド拠点ではなく、IS」
2016年08月24日付 Cumhuriyet紙

アメリカのピーター・クック国防省報道官は、「(アメリカはシリアに対し)シリア政府の戦闘機が、シリアのYPG(クルド人民防衛隊)が主導する反体制派クルド人とアラブ人勢力がイスラム国(IS)と戦闘中の地域上空を飛行しないよう、警告した」と話した。また、クック報道官はトルコの標的はあくまでもISでなければならないことを強調した。

 米国防省ペンタゴン報道官ピーター・クック氏は月曜日に開かれた記者会見で、シリアで続く紛争に関してコメントをした。クック氏は「シリアの反体制派クルド人とアラブ人勢力がISと争い、米国主導の有志連合も駐屯する地域の上空を、シリア政府の戦闘機が飛行しないように警告が行われた」ことに言及した。クック報道官は記者の「それはどういう意味か」といった執拗な質問に対し、「好きに解釈してください」と返した。

■ 標的はISでなければならない

YPG(クルド人民防衛隊)とISの標的が、トルコによって攻撃されたことに関するコメントへの質問に対しクック報道官は、「この話題についてはトルコの関係機関に質問され」ることを求めた。ジャラブルスが、外国人戦闘員が流入している点で懸念の種であるというピーター・クック報道官は、「シリア全域において、特にこのような重要な地域においては、ISに対し圧力をかけることが重要だ。ISがジャラブルスを含めたシリアの全支配地域から放逐されるのを、アメリカは期待している。と話した。

「YPG(クルド人民防衛隊)が攻撃されたことはアメリカにとり懸念を生むか」との質問に対しクック報道官は、「作戦の内容や、その目的が何かを評価する作業はトルコ側に委ねている。我々に言えるのは、焦点はISに絞るべきだ、ということだ。我々が見る限り、これは実行されている。」と回答した。

 ■「好きに解釈してください」

米国防省クック報道官は、「シリア人たちに我々が行っている警告は当初から我々が主張していること、すなわち、現場の兵士たちを守るために行ってきた警告と同じである。シリアの戦闘機が、我々の軍が活動する地域の上空を飛行しないよう、勧告する」と述べた。「ただしこれらの勧告は、飛行禁止区域を表すものではない」と付け加えたクックは、「それはどういう意味か」という執拗な質問に対し、「好きに解釈してください」と回答した。

■ アメリカの警告をロシアが伝えた

「必要なら、軍を守るために、目下の地域に戦闘機を送る可能性がある」ことを述べたクック国防省報道官は、「シリアに、米主導の有志連合が配備されている領域の上を飛行することに関する警告がロシア軍によって伝えられた」ことに言及した。

ピーター・クック報道官は、記者会見における記者らの「目下の地域における米主導の有志連合に、ロシアまたはシリアにより何か危険が迫ったなら、アメリカの政策は、当該の国の戦闘機を攻撃するというものになるのか」という質問に対し、「それらの地域に配備されている我が軍を、絶対に守る」というような回答をした。

■ 「シリア政権は、シリア内戦を激化させている」

シリア軍によるアレッポでの軍事作戦に不快感を示したクック報道官は、彼らの同盟国であるロシアとイランによる支援を受け扇動されるシリア政府は、いかなる区別もなく行った爆撃により、戦争をますます激化させている。人口が集中している都市部に対し、水道と電気などの公共サービスが停止され、そして一般市民が犠牲となる形で爆撃が行うことは、ただシリア内戦に油を注ぐだけで、過激派グループを孤立化させることにはならない。もちろん、これは、ロシアのシリアに対する軍事支援の主な理由だ。

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(翻訳者:章 由実)
(記事ID:41102)