クーデター未遂逮捕兵卒らの母ら、拘置所前で座り込み
2016年09月08日付 Cumhuriyet 紙


我が子が騙されてクーデタ未遂に巻き込まれたと訴える一般兵士の家族が、息子達の解放を要求した。

7月15日、「演習」としてクーデタ未遂に関わらされてしまった兵士らの家族は、50日間拘束されている息子たちの為、シンジャン拘置所の前でテントを張り、座り込みを始めた。「息もつけないほど心配」と集った父母は、拘置所の前にテントを設け「我が子をこれ以上酷く扱うな」と政府関係者らに声を上げた。家族は、非公開の面談で、子供らが自分を保とうと努めているが、事態が悪い方向へ行ってしまったと話し、「今週まで状況は非常に良かったのですが、今は気分がすぐれない状況にあります。もう夜は眠れなくなっていますし、泣き、精神は完膚なきまでにやられてしまった」という子供の話しで、心配を説明した。

■「息子だって凍えているのです」

息子を寒い中、待ち受ける兵士の母ナジエ・イナヌルは、コンヤからやって来て息子のために座り込みに参加し、嘆きながら次のように説明した。

「ここでは寒さに震えました。でも息子だって凍えているのです。とても惨めです。私たちに援助の手が伸びることを望んでいます。ここでは他の兵士の方の母と話します。 誰かが、自分の子供を騙し、連れていった。忌々しい一人の大尉は「間違ったことをするなよ、一発ぶち込むぞ」と息子を脅し、室内に拘束をし、外にさえ出なかった、あの夜、私の息子は。私たちの子供たちに罪はありません。」

たった一つのテントにいるおよそ80の家族は、クルバン・ バイラムまで黙って留まり続けると語り、バイラムの後は声を伝える為に他の活動もやり始める予定だと話した。

■「泣いている事でしょう」

アブドゥッラー・トゥルカスラン氏は、シンジャン拘置所の前で始まっ座り込みを本紙に説明してくれた。「自分達にはテントさえありません。コンクリートの上に寝て、上にブランケットをかけています。しかし無言で待っています。心の痛みを表明するために待っています」と語った。クーデタ未遂の後に逮捕された息子の為に50日間戦っているとし、15日間で一度会えた息子の状況と他の兵士らの拘置所での経験を「兵士たちは今週まで状況は非常に良かったのですが、今は気分がすぐれない状況にあります。もう夜は眠れなくなっていますし、泣き、精神は完膚なきまでにやられてしまっています。私たちはとてもダメージを受けています。家族はもう失うものはありません。徐々に大きくなって、雪玉のようになるでしょう」と説明した。

■「CHPだけが来た」

自分たちの声を伝えるために国会議員にたどり着けなかったとするトゥルカスラン氏は、「最も与党を信じていましたが、彼らは私たちのことに全く関心を示しません。僅か共和人民党(CHP)の二名の国会議員のみがやって来ました、我々の現状を見に。彼らは今後更なる援助をすると約束してくれました」 と話した。

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( 翻訳者:市野太音 )
( 記事ID:41187 )