ゴム塩湖に涸渇の危機—周辺の7州に忍び寄る環境問題(1)
2016年08月31日付 Iran紙


【イラン紙19面:パリーサー・アズィーミー】ゴム塩湖が徐々に死に絶えようとしている。それはゴム州の自然環境にとって悲しき調べを奏でているかのようであり、地域の野生生物にとっては危険を知らせる警告音でもある。そしてそれに関するニュースは、自然を愛するすべての者たちの心を傷つけ、おそらくはゴム州ばかりか、国境を越えて多くの人たちの懸念を呼んでいる。

 湖を憂うゴムの人々は、塩湖が死の直前にあって、涸渇の危機に脅かされていることを見聞きして、心の底からため息をついている。ゴム塩湖の危機は50年前に始まり、ゆっくりと進行していた。しかし干ばつが始まった82年〔※2003/4年〕以降、この危機は加速している。実際、ここ数年で、塩湖と「ソルターン貯水池」の間に位置する11の村落からは、住民がいなくなってしまっているのである。

7州がこの湖に関係

 ゴム州環境局のセイエド・アフマド・シャフィーイー副局長(技術担当)はイラン紙とのインタビューで、「降水の急激な減少や気温の上昇などの自然の要因に加え、地下水のくみ上げの増加がこの地域の環境危機の原因となっている。これはゴム州だけでなく、近隣州にも影響を与えている」と指摘する。

 同氏は、この湖の重要な特徴の一つとして、水中の塩分濃度の高さを挙げ、次のように続けた。

この塩分濃度は極めて高く、夏になると塩のかたまりが浮き出てくるほどである。この湖の底は塩の堆積物で覆われているが、それらは洪水や地表水〔によって運ばれた塩分〕が数世紀にわたって蓄積されたことによって現れたものだ。

つづく


Tweet
シェア


この記事のつづきはこちら

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:WM)
(記事ID:41191)