犠牲祭まであと1日、商店にぎあう
2016年09月10日付 Milliyet 紙


犠牲祭まで後1日となり、バザールや市場ではバイラムの賑わいが続いている。イスタンブルの歴史あるショッピング街では、お祝いの装いや甘いお菓子などを買い求める人々で溢れ、また犠牲獣の販売センターでは熾烈な価格競争が起きている。

犠牲祭への準備が進んでいる。イスタンブルの歴史あるショッピング街では、お祝いの装いや甘いお菓子を買い求める人々が溢れ、犠牲獣の販売センターでは熾烈な価格競争が起きている。

85万頭の牛と2700万頭の羊を始め、この犠牲祭では3500万頭を越える犠牲獣が屠られる。価格は牛が2850トルコリラから16000トルコリラの間で、羊が450から1700トルコリラの間で推移している。今年は約750億リラの経済効果が見込まれている。またこれに併せて、このバイラムの期間中で市場では100億リラ近い購買量が予想されている。

■犠牲獣の価格高騰

イスタンブル最大の犠牲獣販売センターを、今年はスルタンガーズィ地区が設置した。このセンターでは、「最も大きく、最もきれいな犠牲獣」のコンテストも開催された。このコンテストには45頭の犠牲獣が参加し、1位はエユプ・トプラクチュさんがチャンクル県から連れてきた960kgのヤレン・アースと名付けられた犠牲獣が受賞した。犠牲獣を購入するため値段交渉をするアフメト・ビチェルさんは、次のように話した。「去年はもっと適正な値段だった。今年は値上がりしたようだ。販売者らは飼料価格の値上がりから犠牲獣の価格も値上がりしたと話している。この犠牲獣を買うために30分も値段交渉をして、やっと12000リラでまとまったところだ。」

■セールの場所はマフムトパシャ

バイラムの買い物客らにとってもう1つ欠かせない場所がマフムトパシャだ。お祝いの装いを買うために家族揃ってマフムトパシャを訪れる市民らは、特に子どもたちの衣装を購入している。小売店主らは昨年と比べて価格変動はないと話し、買い物客らも価格が適正であることに非常に満足している様子であった。

■コーヒーとロクムへの関心が非常に高い

バイラムの買い物で砂糖菓子やチョコレートを多く取り扱うエジプト・バザールでは、今年はトルコ・コーヒーやロクムへの注目が高い。買い物客らは、トルコ・コーヒーとともに様々なフレーバーで香りづけされたロクムに関心を寄せている。
バイラムでは、客人らにトルコ・コーヒーとロクムを出しておもてなしすると話すバハル・カラジャさんは、「去年のバイラムでは、砂糖菓子とチョコレートを買ってお客様にお出ししました。今年のバイラムはお客様に種類豊富なロクムをお出ししようと考えています。昔ながらのバイラムの過ごし方を続けていこうと思います」と話した。

■3000万人がバイラムに旅行

犠牲祭の休暇のため、9月10日土曜日から9月19日月曜日の午前7時まで、道路総局管轄の道路や橋の通行料が犠牲祭の間は無料になる。しかし、民間企業が運営している橋や道路では通行料がかかる。この休暇を使って、3000万人近い人々が旅行に出かけることが予想されている。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:41200 )