さあ犠牲祭、町は空っぽ、海岸の町は満杯
2016年09月11日付 Milliyet 紙


犠牲祭で、エーゲ海、地中海地方では5つ星ホテルからペンションまで、観光施設はすべてほぼ客で満杯だ。昨日からバカンスに出かけた旅行者は、TEM高速道路やゲブゼーエスキヒサル連絡船などでも渋滞を引き起こした。

犠牲祭連休が9日間と発表され、エーゲ海、地中海の海岸地域、つまり海と砂浜と太陽を楽しむ、今年最後のチャンスを逃したくない人々で満杯だ。また、トルコ全国のパッケージツアー会社が、40万人近い人々に対し、自社手配の国内外の犠牲祭連休ツアーを展開した。そして新学期が始まる前、そして冬が来る前の最後の長期連休の機会を砂浜や海で過ごそうとする人々が、エーゲ海、地中海の海岸地域の観光施設に押しかけている。エーゲ海、地中海の海岸地域、アイヴァルクからメルスィンに至るまで、5つ星ホテルもペンションも観光施設はすべて100%満室に達している。

■ピークは15日間

ETSツアーのスアト・オズベク副代表は、特にこの15日間が需要ピークであると述べる。また、オズベク副代表は、犠牲祭期間中は海岸地域の天候も良好との予想であることと、近年、欧州、東欧、中東、あるいはチャーター旅客機が認められてロシアからの需要が増大していることが影響していると話す。同副代表によれば、最大のラッシュは観光施設が多く選択肢も多用なアンタルヤ地域で、ボドルム、マルマリス、クシャダス、チェシュメ、フェティイェなどの観光地も同様である。

■ショッピング・エリアも大賑わい

犠牲祭の準備を進める市民の犠牲祭前の買い出しも佳境である。祭前の買い出しと言えば真っ先に頭に浮かぶイスタンブルのエミノニュでは、犠牲祭用の衣類やプレゼント用のお菓子の買い出しで大賑わいである。エジプシャン・バザールで働くある中小業者は、価格が昨年に比べて高騰していない点を強調し、犠牲祭前は甘味、 コーヒー、チョコレート、ロクム、ドライフルーツの売り上げが大きな比重を占めると語った。

店員のムラト・ウズムジュさんは、犠牲祭前にはドライフルーツ、飴、ロクムの売り上げが伸びると話し、「昨年は飴1kgが15リラ(約517円)だったが、今年は13リラ(約448円)。ピスタチオ入りのロクムの最低価格は1kgあたり10リラ(約345円)だ」と述べた。

■多様なエンターテイメント

犠牲祭連休に向けた準備が完了したアンタルヤの各ホテルは、現地の観光客に多種多様なエンターテイメントを提供する。各ホテルは起用アーティストをお互いに競い合っており、歌手のインナやファーティフ・ウレクといった多くの著名人の名前が並ぶ。

■TEM高速道路は大渋滞

犠牲祭連休に地元へ帰省したりや観光地を訪れる人々でイズミットの交通状況も影響を受けた。昨日は特にTEM高速道路とD-100幹線道路がアンカラ方面で渋滞。TEM高速道路はギュルテペとコルトテペのトンネルで道路が2車線に減幅するため長蛇の車列ができた。

■オスマンガーズィ大橋有料でフェリー選択

今年の犠牲祭連休中はオスマンガーズィ大橋の通行が有料であることを受け、観光客はフェリーでイズミト湾通過を選ぶ傾向にある。断食明けの連休の時には無料で通行できた橋が渋滞ポイントになったが、今回の連休は橋が有料のため混雑はみられなかった。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:41207 )