国家安全保障最高評議会書記「ロシア機は木曜日に立ち去った/『連合』は依然として有効」(2)
2016年08月24日付 Iran 紙

 シャムハーニー書記の発言と時を同じくして、昨日米国務省のマーク・トナー報道官は記者会見で、ロシア戦闘機のイランからシリアへの出撃作戦が終了したことについて、様々な憶測が出ていることに答えるなかで、「我々は〔この件で〕ロシア外相と話をした。また国防総省の同僚たちは、この問題を注視しているところだ」と述べた。

ラーリージャーニー国会議長、国会議員からの「指摘」に回答

 他方、昨日国会議長はシャムハーニー書記の発言とは明らかに異なる見解を表明し、ロシア戦闘機の飛行は停止していないと述べた。両国の軍事協力が継続していることを確認する発言である。

 IRNA(イラン国営通信)の報道によると、アリー・ラーリージャーニー議長は、「ロシア機がハメダーン基地を使用していることに関して検討するための非公開会議を開くべきであり、また発表によればロシア機の出撃は停止されたとあるが〔本当のところはどうなのか〕」という内容のマフムード・サーデギー議員(テヘラン選出)の指摘に答える中で、このように話し、さらに次のように述べた。

我々とロシアは、テロとの戦いにおいて連合を組んでおり、これは地域のイスラーム教徒にとっても利益となることである。ハメダーンでは、ロシアに基地が提供されたわけではない。これらの離発着は給油のためだけのものである。しかしながら、非公開会議の開催に関する貴殿の要求については、検討が行われるだろう。

 サーデギー議員は自らの「指摘」の中で、世界の一強国に対して軍事基地が提供された理由について政府責任者の説明を求める今回の要求は、20名の議員の署名とともに国会運営委員会に提出されたものだと述べた上で、「我々は本件そのものに異議があるわけではなく、ただ事情を知っておきたいと思っているだけであり、そうすることで〔政府と国会の間の〕より一層の協力関係や相乗効果、協調が生まれるのを望んでいるだけだ」と語った。

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( 翻訳者:KK )
( 記事ID:41221 )