パレスチナ:イード礼拝後のアッバース大統領の願い
2016年09月12日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イードの礼拝後のパレスチナ大統領:今年が独立の年になることを願う

【ラーマッラー:アナトリア通信】

パレスチナのマフムード・アッバース大統領は月曜日〔12日〕、イード・アドハー〔犠牲祭〕の礼拝を行った後、次のように述べた。「今年がパレスチナ問題に関して良い年となり、私たちパレスチナ人に自由と独立がもたらされ、1967年の境界に基づき、東エルサレムを首都とする独立国家が建てられることを私たちは願っている。」

上記の発言は、同大統領が(ラーマッラーにある大統領府の)「ムカータア」モスクでイードの礼拝を行った後、報道陣の前で行ったものである。その後、同大統領は故ヤーセル・アラファート大統領廟に花輪を手向けた。

アッバース大統領は次のように語った。「私たちは聖なるイード・アドハーに際して、不屈で不動の土地パレスチナにいる、忍耐強く、根気強いパレスチナ人に、そしてすべてのアラブ、イスラーム共同体に敬意を表し、願いを託す。また、我々の兄弟であるアラファト山の巡礼者たちと我々の兄弟である囚人たちに挨拶を送り、近いうちに彼らに自由がもたらされることを望む。」

同大統領は続けて「この年がパレスチナ問題に関して良い年となること、パレスチナ人に自由と独立がもたらされ、1967年の境界に基づき、東エルサレムを首都とする独立国家が建てられること、そして我々とイスラエル間の未解決の一連の問題が解決されることを願う」と述べた。

パレスチナ大統領は、力強く偉大な神に向かって、世界中、特にアラブ諸国に平和と安定がもたらされ、平和を享受できるようになること、これら諸国が味わっている悲しみが終わることを祈った。

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( 翻訳者:甲斐江里子 )
( 記事ID:41222 )