ギュレン派捜査被害者救済へ、注目の党首会議
2016年09月15日付 Hurriyet 紙

ビナリ・ユルドゥルム首相と共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首は、犠牲祭前に企図していた会談を来週行う見通し。

 この重要な会談の主軸は、非常事態にもとづく諸政令(KHK)により93大学から追放となった研究者2,346人、休職させられた教師、拘束中のジャーナリストについてだ。クルチダルオール党首は、犠牲祭の前に電話でユルドゥルム首相に会談の希望を伝え、犠牲祭後に行う約束を取り付けた。来週行われるとされる会談の具体的な日付については、首相府から週明けに情報がある見通し。会談でクルチダルオール党首は、不当な扱いについて遺憾の意と警告、またKHKがもたらしている不当な扱いを確認するため自党内で組織した委員会の報告を含む一連の書類を手渡す予定だ。

■CHPに3万件もの申請

 CHPには、非常事態宣言中を通じ3万件に近い「不当な扱いの苦情」が届けられている。このうち約4千人と面談を行い書類群にまとめた。クルチダルオール党首は、コジャエリ、アンカラ各大学から追放となった学者と面談。党首は、「クーデターに何ら関係のない研究者をなぜクビにするのか?これを取り上げるのが我々の名誉ある使命だ。『ただひとつのタイプの大学のみ許されるというのは、ナチスの思考だ』」と語った。

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( 翻訳者:貝瀬雅典 )
( 記事ID:41247 )