94年ぶりにギリシャ正教会イズミル主教任命式
2016年09月25日付 Cumhuriyet紙


ギリシャ正教会のコンスタンティノーポリ総主教庁が94年ぶりに、そして共和国史上としては初めてイズミルへ任命したヴァルソロメオス・サマラス主教のために、式典が行われた。式典はバスマネにあるアズィズ・ヴコロス教会で行われ、コンスタンティノーポリ総主教庁のヴァルソロメオス総主教も参加した。

ギリシャ正教会コンスタンティノーポリ総主教庁のヴァルソロメオス総主教を筆頭に集まったセン・スィノド議会(訳者注:主教たちによる議会)は、ギリシャのヴォロスの街で生まれ、3年前にトルコ共和国国籍を取得したヴァルソロメオス・サマラス(44)をイズミル府主教として任命した。また、イズミル・ギリシャ正教会のキリルロス・シキス修道院長がウルラ、チェシュメ、カラブルン地方の代表主教に任じられた。ヴァルソロメオス・サマラス府主教のために、イズミル県バスマネ地区にあるアズィズ・ヴコロス教会で式典が行われた。任命式での宗教儀式は、コンスタンティノーポリ総主教府のヴァルソロメオス総主教の入場で始まった。ヴァルソロメオス総主教を、ヴァルソロメオス・サマラス府主教とキリルロス・シキス主教、ギリシャの副大臣たちとギリシャ人共同体のメンバーが迎えた。出迎えの間、ヴァルソロメオス総主教は特に子どもたちに親しく接した。

■教会で儀式が始まった

教会での儀式ではまず、ヴァルソロメオス・サマラス府主教が、彼のために分けられた特別な席へ移動した。ここで、教会の指導者らとともに祈りの言葉を斉唱した。短い儀式の後、主教となったキリルロス・シキスとヴァルソロメオス・サマラス府主教は、それぞれ短く所信を語った。式典後、ヴァルソロメオス・サマラス府主教はその任務を開始した。

■先代の教主はリンチに遭った

 イズミルの最後の府主教は、1922年9月10日にリンチに遭ったフリソストモス・カラファティス主教だ。カラファティス主教は1867年に(ブルサ県)トリリェで生まれ、1910-1914年と1919-1922年にイズミル府主教であったが、1919-1922年の間に「小アジア・ヘレニズムの指導者」と目されていた。ギリシャ軍のイズミル侵攻の前夜に、「我らを救う者が明日街に訪れます。我が民族に栄あれ」と書いたビラを配布し、街の入り口でギリシャ軍兵士らを祝福した。1922年9月9日にトルコ軍がイズミルで実権を握ったその翌日、ギリシャの侵攻時の活動を理由に捕らえられ、同日民衆によりリンチされた。

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(翻訳者:伊藤梓子)
(記事ID:41301)