100万人シリア難民に、毎月100リラ支援
2016年09月27日付 Cumhuriyet 紙


「外国人向け社会適合支援プログラム」の一環として、トルコの難民キャンプ外の都市で暮らす100万人のシリア難民へ“クズライ(赤新月社)カード”により月100リラの現金での支援が行われる。

この事業は、EU人道支援・市民支援事務所、トルコ赤新月社、首相府災害緊急事態管理局、家族社会政策省、国連世界食糧計画により実施される予定だ。

トルコ赤新月社代表ケレム・クヌク氏は開会式の演説でこう話した。「トルコは、およそ300万人の難民を客人として受け入れています。クズライカードによりソリューション・パートナーとなったことを、とても光栄に思っています。今日では3億4800万ユーロの追加支援と年末までには100万人に達するだろう新規カード利用者の数で、この苦難を癒すようつとめるつもりです。」

また、「これは、世界へ、社会保障ネットワークプロジェクトの手本となるでしょう。人々の名誉を守る、人々の痛みを和らげ、耐性を増すモデルになるでしょう。私たちは新赤月としてのこのプログラムを非常に重要視しています。」と続けた。

ビルデン氏は「この辺りで暮らすシリア難民たちは全世帯へ配布しているAFADカードを使い、難民センターの50店舗から欲しい商品を選び、買い物しています」と述べた。

ビルデン氏は、トルコ全土305校の教育施設と学校に31万2千人のシリア人の子供たちへの公教育を受ける機会を与えること、46万人の難民の子供たちが年末までに学校へ行くことを目標にしていると話した。
ビルデン氏は、「トルコとして私たちは今日までNGOと共に250億ドルを支出してきましたが、国際社会からは合計しても5億1200万ドルにとどまっています。トルコ単独で、トルコ以外の国のほとんど23倍もの援助をしました。トルコからシリア人に与えている24リラに対し、全世界ではたった1リラの支援しかしていないのです」と述べた。

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( 翻訳者:岩田紗知 )
( 記事ID:41310 )