トプカプ宮殿に、大きな穴
2016年09月29日付 Hurriyet紙


トプカプ宮殿宝物庫の深い亀裂に続いて、庭園に出来た直径3mの穴が博物館の神経を尖らせている。「司法の塔」の前にある庭園の穴の周囲は立入禁止のテープで保護された。

先週の月曜日、ヒュッリイェト紙はトプカプ宮殿博物館の宝物庫の所蔵品を展示するファーティフ・キョシュキュの壁とドームに出来た亀裂を報じた。歴史あるキョシュクに出来た亀裂は地盤の動きによるものであると言われ、崩壊を避けるため、科学的調査が始まっている。今回バイラム休暇中に第二庭園に現れた大きな穴はトプカプ宮殿への懸念を深めた。文化観光省の関係者らは、窪みのような亀裂について心配するようなことはなく、調査を継続していると述べた。 

■警備主任、井戸に落下

夏の乾燥が終わったにも関わらず、庭園の芝生が自然に陥没したことに従業員は不安を覚えている。ヒュッリイェト紙のニュースが出た後、匿名希望のある職員は庭園に出来た穴についてコメントした。更に数年前、トプカプ宮殿の警備主任メフメト・アイドゥン氏が庭園を巡回中、地面が崩れて中に落ちてしまったと説明した。本紙が撮影した第二庭園の中央にある庭の芝生に巨大な穴が出来ているが、メフメト・アイドゥン氏が落下した穴はオスマン時代の井戸であることがその後の調査で判明した。

■観光客が近寄れない

ハーレムの入口から200mの場所にある「司法の塔」の前にできた穴は警備員が発見した。およそ直径3m、深さ2mの穴に管理者は神経を尖らせている。イスタンブル調査・記録総局から来た専門家は穴の周囲に立入禁止のテープを張るよう要求した。くぼみでなくなった土は、地中のかなり広い部分に埋まっている可能性があると言われている。自然現象というよりは、地下の考古学的に重要な地層で地盤沈下が起きた可能性が主張されている。地面が割れたときにその場所で誰もいなかったことが幸いであり、庭園のこの付近は、今も危険であるという。

■全て調査する

穴が出来た庭園の地下地層を調査するため、地中レーダーが使用された。イスタンブル第4保護委員会から許可を得て、庭園で考古学者らによる発掘調査が始まる予定である。更にその後に、第2庭園全体を地中レーダー信号(GPRS)システムで地下スクリーニングを行い、安全面での欠陥が見られる地面を補強する。専門家らは、マルマライ建設工事の際にギュルハーネ公園内のイスラム科学技術博物館の壁のひび割れが出来、今も続くユーラシアトンネル建設工事も、トプカプ宮殿の地表亀裂の原因となっている可能性がありうると指摘する。

■地面は非常に柔らかい

イスタンブル工科大学建築学部のフェリドゥン・チュル教授は次のように話す。
「地下にあるビザンツまたはローマ時代の一部の建物の上部が沈下したのは間違いないでしょう。宮殿は古い遺跡の上に建っています。宝物庫の亀裂の原因は地下の遺跡です。そこを掘削できないのは、考古学的に価値のある地層に損傷を与えないためでした。自然に見える宮殿の地面は元々柔らかい土地です。地面全体の調査を行い、より確かな結論を得られるでしょう。」

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(翻訳者:市野太音 )
(記事ID:41340)