ギュレン後継は、メフメト・アリ・シェンギュル
2016年10月12日付 Hurriyet 紙


クーデタ未遂後に崩壊し始めたフェトフッラー派テロ組織(FETÖ)では、フェトフッラー・ギュレン師のトルコへの送還問題、または健康問題が生じた場合、組織を治める人物を定める作業が行われているという。

ギュレン師に最も近いグループに属しているメフメト・アリ・シェングル氏、ジェブデト・トゥルクヨル氏、オスマン・シムシェキ氏、アフメト・クルジャン氏といった人物について検討された際に、シェンギュル氏が新たな指導者して有力であると言われている。FETÖの全活動を詳細に調査している諜報機関が分析して作成した報告書では、組織が、始まっている崩壊を乗り切るために新しい試みを行っていることが判明した。報告書では、逮捕された、又は組織を裏切った者たちの穴を埋めるために組織の宗教指導グループに新しいメンバー選択を諮っていることが注目された。

■集団で呪詛の儀式

逮捕された組織メンバーの穴を埋め、密告者の存在を防ぐために、活動がなされていると報告書には書かれている。この報告書によると、全ての刑務所で刑務所のイマームを決定する組織は、このイマームらを通じて「道徳的動機」活動を行っている。FETÖメンバーが集団で礼拝を行うこと、大統領タイイプ・エルドアンを初めとした人物らに「呪詛の儀式」を行っていると述べられている。諜報機関による報告書では、組織の指導者が構成員に忍耐を呼びかけ、逮捕された組織メンバーにも、最低2か月以内に釈放されるとの情報を伝え、このようにして組織における背信を防ぐ活動が行われていると述べられている。

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( 翻訳者:市野太音 )
( 記事ID:41406 )