ボブ・ディランの受賞に沸く、父方祖母の出身地?カルス県カウズマン郡
2016年10月15日付 Hurriyet 紙


著書の中で父方の祖母がカルス県のカウズマン郡出身であることを公表した、アメリカ人のミュージシャンであるボブ・ディラン氏のノーベル文学賞受賞が、カウズマン郡で喜びとともに歓迎された。

カウズマン統一連合協会(KABİDER)のヌルッラフ・カラジャ会長がアナトリア通信に向けて行った会見では、アメリカ人ミュージシャンのディラン氏がスウェーデン王立アカデミーより「アメリカ音楽において新たな詩的物語を生み出した」という評価で今年のノーベル文学賞を受賞したことが注目された。ディラン氏の著書の中で父方の祖母がカウズマン郡の出身であることが公表されていることに触れたカラジャ会長は、名誉市民であるとみなが認めるディラン氏のノーベル文学賞受賞を、市民全員が喜んで歓迎していると述べた。

カラジャ会長は、カウズマン市民としてディラン氏をカウズマン郡に招きたいと述べ、「市民団体として、そしてカウズマン市民として、われわれの同胞をカウズマンに招待し、ディラン氏をこのカウズマンの地でひと目見たいと望んでいます」と話した。

郡取引所のジェンギズ・ギュゼルさんもディラン氏のノーベル文学賞受賞を嬉しく思うと話し、ディラン氏をカウズマン郡に招待するつもりであると述べた。ギュゼルさんは、さらに以下のように話した。「ディラン氏のこの名誉を、カウズマン市民として誇らしく思いますし、彼を父の故郷であるこのカウズマン郡に招待しようと思っています。招待状を描いて持ってくるようにします。きっと彼も来たいと考え、祖先が暮らした土地を見たいと思うことでしょう。今、世界で最も有名なカウズマン出身はボブ・ディラン氏です。」

スウェーデン王立アカデミーは、本名をロバート・アレン・ツィンマーマンという75歳のディラン氏が「アメリカ音楽に新たな詩的物語を生み出した」という評価からノーベル文学賞を受賞したと発表した。アルフレッド・ノーベル氏の命日である12月10日に行われる授賞式では、賞状とメダルが授与されるディラン氏だが、同時に800万スウェーデン・クローナ(約300万リラ)程度の賞金も手にすることだろう。

アメリカのミネソタ州ダルースで1941年3月24日、中流階級のユダヤ人家族の息子として誕生し、アルバムの売上は1億枚以上という記録を持つディラン氏は、常に最も売れているミュージシャンの一人として認められている存在だ。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:41423 )