ドル、対リラ高騰の行方
2016年10月20日付 Hurriyet 紙


中央銀行は、3月以降、通貨委員会会議がある度に金利コリドーの上幅における引き下げを行った。しかし1ドル=3.1140リラと記録を更新し、アメリカの中央銀行連邦準備制度理事会が金利を引き上げるという期待が今月は引き下げがなされない可能性を高めている。

連続7回金利コリドーの上幅における引き下げを実施した中央銀行が何を行うのかが関心の的となっている。市場はしばらく混乱している。中央銀行が25ベーシスポイント(0.25%)の引き下げを行うことになることは当然として見られていた。火曜日に1ドル=3.1140リラとなり再び記録を更新した。昨日は、大統領顧問イート・ブルトが中央銀行が必要と判断すれば今月を引き下げを回避しうると述べたことは、中央銀行が金利を変更できないことについての推測をより確かなものとした。ブルト氏の発言後に、ドルが1%近くの価値を失い、3.0679リラにまで後退した。

■絶え間ない引き下げ

中央銀行は、今年の3月以降の金利コリドーの上幅における連続7回の引き下げを実施した。9月の会議で金利コリドーの上幅での25ポイントの更なる引き下げが行われ、コリドーが7.25%―8.25%帯に来た。ここ7か月で250ベーシスポイントの引き下げを実施した中央銀行が、25ポイントの引き下げを続けるとの期待は非常に高い。しかしドルの活発さが引き下げの道を閉ざすのかそうでないのか関心が寄せられている。火曜日に1ドルは3.1140リラまで上がった。ドルのレートは3.07リラ付近に留まっており、引き下げの可能性が高い。しかしドルの活発さが続くならば、通貨政策委員会は今月は引き下げないと言われている。

■ブルト氏は何と言ったのか?

市場ではあらゆる可能性に対して25ベーシスポイントの引き下げが更に高い中、ブルト氏の言葉は今月の引き下げ回避についての期待を強化した。ブルト氏は、「中央銀行は長期間コリドーを引き下げており、金利を低くしています。中央銀行はこれを我々よりもよりよく理解しています。何故ならば中央銀行総裁が最初就任する際に私が言いました。『皆各人のやり方がある。誰も半年はコメントしないように』と。

我らが中央銀行総裁は、非常に巧妙な立ちまわりで市場が理解できるメッセージを伝えました。もし、国際経済の条件がどのようなものを課しても中央銀行はそれを遂行します。『中央銀行は絶対にコリドーを引き下げ、金利を低くする』と推測して為替を通じて投機的な収入を手にしたい人々の風船は割れよと私は話したのです」と語った。

HSBCアセットマネジメントのアナリストであるイブラヒム・アクソイが作成した報告書では、ドルが昨日の朝以降3.0900であると述べ、「ドルレートがこの辺りに留まるならば、レートにおける更なる引き下げの理由にはならないため、中央銀行が今月金利を下げることは出来ないだろうという見解を保持している。イート・ブルト氏の発言は中央銀行が待機しうるという予想を裏付けている」と述べた。

■貸付利子は影響を受けていない

市場専門家らは中央銀行が7カ月間の絶え間なく行った引き下げが貸付利子に反映しなかったことに言及しつつ、このため引き下げを行わない可能性が高まったと話した。最近2か月間、中央銀行が金利コリドーの上幅で引き下げを行ったにもかかわらず、銀行の顧客や会社に利用されている貸付利子に反映されていないという話 が問題になった。ヌレッティン・ジャニキリ副首相はこの問題について銀行と会合をもち、預金競争を諦めるよう要求した。しかし貸付利子において望 まれるレベルには至れなかった。市場専門家らは、この為に中央銀行が引き下げを行いつつドルの活発さを望まず、金利が下がる場合に預金金利が上昇する理由となりうる、と話した。

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( 翻訳者:市野太音  )
( 記事ID:41448 )