イラク軍、モスル奪還作戦においてダーイシュの首都10キロメートル圏内に到達
2016年10月21日付 al-Hayat 紙

【バグダード:本紙】

イラク軍はハーリディーやバルテラを含めたモスル周辺の村々の解放に成功し、「ダーイシュの首都」から10キロメートル圏内に到達した。こうしたなか避難民の集団が、マフムールに設置されたキャンプ地に流入しはじめた。その一部はシリアへ向かった。

他方、イラク政府とトルコ政府間の緊張が高まった。というのもイラク裁判所が、前モスル県知事であり武装組織「国民動員部隊」を指揮しているアシール・ヌジャイフィーに対して、トルコと情報交換をした容疑で逮捕令状を発行したからだ。

合同軍指揮官のターリブ=シャガーディー中将は昨日の記者会見において、テロ対策部隊の指揮した戦闘が数時間続いた後、キリスト教徒が多数派を占めるハマーディーヤ行政区のバルテラを制圧したと強調した。

イラク軍とペシュメルガは、ニーナワー平野の一帯に対して攻撃を再開した。軍情報筋によれば「クルド人の部隊はモスル県とドホーク県を結ぶ道路、イマーム・リダー村、小テスフラーブ村、大テスフヒラーブ村、そしてハッラーバ・ダリール村を制圧した」と伝えた。さらに「ナーウィラーン方面の三つの村を解放し、ホルシバード区を包囲し、ファーディリーヤとドーバルダーニー方面から進行してバアシーカ区も包囲した。バアシーカとモスルダム地帯を解放し、タッル・ケイフ行政区に進攻する体勢が整った」と強調した。

(後略)

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( 翻訳者:石井泉 )
( 記事ID:41463 )