クシャナク・ディヤルバクル市長逮捕に、HDP国会議員声明
2016年10月27日付 Cumhuriyet 紙


国民の民主主義党(HDP)議員らは国会にて「もう限界に達している」と声明を発表した。

HDP会派副代表のイドリス・バルケン議員は、ディヤルバクル市長のギュルタン・クシャナク逮捕に対し、「何と言えばいいのか言葉も見つからない。もう限界に達している」と怒りをあらわにした。バルケン議員は、クルド人市民は断続的な抵抗運動を行うと述べた。HDP議員らは、昨日(10月25日)国会にて行われた会見で、ディヤルバクル市長であるクシャナク市長およびフラット・アンル共同市長の逮捕に対し、強い怒りを示した。

バルケン議員は、クシャナク市長が10月24日のクーデター調査委員会にて情報の提供を行ったとし、「クシャナク市長は非常に歴史的な声明を出した。この声明は即時に大統領府へ 伝えられ、大きな混乱をもたらしたことから、両市長が飛行機から降りる前に逮捕の手続きが始められた」と述べた。また、アンル市長およびクシャナク市長の逮捕はクルド人市民の政治的意思に対して行われた攻撃だとし、「クルド人市民の誇りに新たな攻撃が展開されている。このことは到底受け入れられず、クルド人市民にとって歴史的転換点となったと言えよう。(政府は我々に対し)敵対法を適用している。同胞たちの多くは人質状態だ」と述べた。

■言葉も見つからない

バルケン議員は、公正発展党(AKP)が今日まで流血と世論調査をセットで行ったとし、もはや流血に加え、怒りも増幅させ始めたと述べた。また、「この怒りは、あなたの目の前に提出される、誘導された世論調査の用紙に収まる怒りではない。あなたはこの怒りを実際に体験することになるだろう。今は何でもできよう。遠慮する必要はない、だがその行動がもたらす結果に耐えなければならない。我々は言葉も見つからない。もう限界に達している。クルド人市民は、市長逮捕に対し、断続的な抵抗運動を行う」と述べた。

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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:41494 )