IS放火のイラク硫黄鉱山からの酸性雨、トルコに影響?
2016年10月27日付 Hurriyet 紙

トルコ気象庁は、イスラム国(IS)がイラク・モースル近郊の硫黄鉱山を放火したことによる「酸性雨」の可能性について発表した。

発表内容は下記の通り:

イラク・モースル南部に存在する硫黄鉱山生産施設が放火に遭った結果、有毒ガスがトルコに影響を与える可能性についてニュースが飛び交っている。

本件に関し行われた気象発表によると、昨日(10月26日水曜日)モースル南部で見られた降雨が夜止んだ。本日(10月27日木曜日)、同地域では南・南西方向からの風が予想されており、降雨は予測されていない。

モースル南部での汚染濃度に関する情報は不十分で対流に関して十分な論拠に至ることは困難である。

しかし気象条件を念頭に置けば、本日モースル南部の風向きは降雨を伴うと予想されないため、酸性雨の可能性は低いとみられている。夜半から明日にかけて再び降雨が生じると予想されている。

降雨と共に、南風は次第に北風に変わると予想されているため、酸性雨の危険性は低いものとみられている。気象衛星分析では、本日、大気の流れは南向きであることからトルコ南東部に対する酸性雨の影響は緩和され、ガスの対流が生じると見られている。今晩、再び予想されている降雨が大気中の有毒ガスを早い段階で地上に引き下げるかに注目が集まっている。その後、風向きが北向きに変わることから、モースル南部からトルコに向かって、有毒ガスが運ばれ酸性雨が降るとは予測されていない。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:41499 )