ギリシャ右派党首、アヤソフィア付属モスクへのイマーム任命に抗議
2016年10月22日付 Hurriyet 紙


ギリシャで連立政府のうちの小勢力であるポピュリスト・民主主義の政党「独立ギリシャ人」(ANEL)党首で国防大臣のパノス・カメノス氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領のローザンヌ条約に関する言説と、長い年月を経てアヤソフィアのヒュンキャル・カルスに専属のイマームが任命されたことを受けて、昨日のイスタンブル訪問を土壇場でキャンセルした。

公式発表は行われないまま、バルトロメオス総主教のフェネル総主教着座25周年を理由としてフェネル総主教座で行われる儀式に参加するためイスタンブルに行く準備を行っていたカメノス氏は、土壇場で訪土を中止した。

■新イマーム任命

ギリシャメディアは、カメノス氏が、エルドアン大統領のローザンヌ条約に関する演説とアヤソフィアに専属のイマームを任命したことへの抗議のためにイスタンブルへの訪問をキャンセルしたとリークした。トルコに対立する言説で知られ、彼が2015年に国防大臣として初めて行った行動は、ヘリコプターでカルダク岩礁地域を飛行し海に花輪を投じたことだった。この結果、エーゲ海に緊張が起こった。
1991年以来礼拝に開放されているアヤソフィア博物館のヒュンキャル・カルスに、宗務庁によってこれまでで初めて専属のイマームが任命された。ヒュンキャル・カルスでは正午過ぎの礼拝と午後の礼拝が行われ、これらの時間のみアザーンも読まれていた。クッラー・ハーフィズ(コーラン朗唱者)のオンデル・ソイがイマームとして任命されたことによって、アヤソフィアの4つのミナレットから5回のアザーンが読まれ、全ての回の礼拝が行われている。 

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:41503 )