「イランの艦船40隻、イエメンの領海を侵犯」——サウジ政府筋が主張
2016年10月13日付 Jam-e Jam 紙
【ジャーメ・ジャム・オンライン】サウジアラビア政府の支援を受けているイエメン政府筋は対イラン・プロパガンダで、アンサーロッラー〔※反政権の立場を取るフースィー派のこと〕に武器を引き渡すために、イランの艦船40隻がイエメンの領海を侵犯したと主張した。
ファールス通信からの引用としてジャーメ・ジャム・オンラインが伝えたところによると、サウジアラビアの支援を受けている一部のイエメン政府筋はイランに対するネガティブ・キャンペーンとして、アッシャルク・アルアウサト紙に約40隻のイラン艦船が水曜日(昨日)、イエメンの領海を侵犯したと指摘した。
このイエメン政府筋の主張によると、これらの艦船はイエメン・アンサーロッラー運動への武器密輸に従事していることはほぼ確実であり、さらにはアンサーロッラーの部隊に合流させるために、一部のアフリカ諸国から人員を輸送しているという。
この報道はまた、次のように主張している。
イエメンの閣議は水曜日、この問題、ならびにイエメン領海の保全のあり方について議論を行った。イエメン政府はアラブ連合の部隊に対し、イエメンの領海保全への支援を要請し、またイランの艦船によるイエメン領海への度重なる侵犯に関し、国連ならびに安保理に通知するよう求めた。
こうした報道の一方で、米国防総省は「ここ1週間、米艦隊はバーブル・マンダブ(バブ・エル・マンデブ)付近にて、2度にわたってミサイル攻撃の標的となった。発射されたミサイルが艦艇に命中することはなかったものの、艦艇は防衛行動を余儀なくされた」と発表した。
アメリカは、この攻撃の犯人はイエメンの革命勢力だとしている。イエメンのアンサーロッラーおよび〔反政府運動を行っている〕各人民組織は、この主張を否定している。
イエメン漁業相のファフド・セリーク・カファーイェン氏は、「この1ヵ月間で〔外国の〕艦船がイエメン領海を侵犯したのは、これで2回目である」と主張している。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:8412107 )
( 記事ID:41508 )