夏時間から冬時間への変更、なし―時間に注意!
2016年10月29日付 Hurriyet 紙

「今は何時?」という問いに興味が集まっている。トルコで今年は冬時間が適用されないということで混乱している。携帯電話の大部分が自動更新によって冬時間が適用されたからだ。カレンダーに書かれている礼拝時間や電気のメーターにもご注意を!さて、今何時なのかという問いの答えと、時刻の修正は次のとおり。

人々は、今は何時なのかという問いを、特に朝の時間帯に、気にしている。今年の時間が戻されなかったことで発生した混乱は、今日スマートフォンが自動的に時間を戻したことでさらに増加した。では、今は何時なのか?EUの国々では日曜日(10月30日)から冬時間が適用された一方、トルコは冬時間の適用を官報に掲載された決定で廃止した。これによって、今週の日曜日にトルコでは時間は戻されない。
冬時間の適用は、スマートフォンでは自動的に適用される。このため、スマートフォンの自動時刻合わせを停止させる必要がある。
約5000万台近い携帯機器が日曜日に時間を自動的に1時間戻すようになっている。この問題のため、通信オペレーターはネットワークやいくつかの駅で時計を合わせつつ備えている。しかし通信システムと通信機器製造者が時計の更新を行う必要がある。更新が行われないOSでの時報は、「自動」ではなく「マニュアルまたは手動」を選ばなければならない。OSがWindowsのパソコンでは、更新が行われて時間は正しく調整される。

では、現在トルコは何時なのか。

■GSM各社はメッセージを送信

実施が必要なのは、AndroidとiPhoneの自動時刻調整を「自動」から「マニュアル」に変え、時間を1時間進めることだ。
GSM各社も加入者に、「10月30日に冬時間は適用されません。お手持ちの電話の時計は自動的に1時間巻き戻る可能性があります。時刻の調整をご確認ください」という警告メッセージを送信した。

■礼拝時間

この変更は、トルコでもEUのように10月30日以降冬時間が適用されることを念頭に昨年末に準備された2016年のカレンダーにおける礼拝時間にも影響した。これらのカレンダーの時刻に、明日1日以降1時間を足す必要がある。

宗務庁は、81県の宗務局に先月送った通知で、「宗教カレンダーに掲載されている礼拝時間が、閣議の新たな決定によって夏時間の適用が1年中続くことが決定されたこと」に注意を喚起した。通知では、イマームらが10月30日から12月31日の間カレンダーにある礼拝時間に1時間足してアザーンが詠む必要があることを知らせた。(イスタンブルの)アヴジュラル郡ムフティ、オメル・エルデン氏も、ヨーロッパ諸国で今日の夜中以降時間が1時間戻されることを考慮し、中央モスクでの説教で冬時間が適用されないことに注意を喚起し、カレンダーのアザーンの時間に1時間ずつ足すよう求めた。ムフティ・エルデンは、次のように述べた。

■来年までこのまま

「決定によってトルコで時間はもう進められも戻されもしません。礼拝の時間を示す我々のカレンダーは、1年の特定の時期に進められたり戻されたりした時刻を適用した上で確定され準備されました。例えば今日の昼の礼拝時間はカレンダーでは12時55分ですが、日曜日以降は11時55分に変わります。1時間戻された時間が適用されず、我々も時計には干渉していないため、実際の礼拝時間についてはいかなる問題もありません。カレンダーの昼のアザーンの時刻の11時55分を12時55分というように読んでいます。2017年のカレンダーはこれに従って作られるため、このようなことは必要なくなるでしょう。年始まで庁や民間部門が印刷したカレンダーに1時間ずつ足している状況です。アザーンは今日時間に腕時計が示していた時間と同じ時間に明日以降もまたよまれますが、我々のカレンダーでは1時間戻ったように見えるでしょう。」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:41510 )