ユルドゥルム首相、「死刑復活には野党協力が必要」
2016年10月29日付 Hurriyet 紙

トルコのビナリ・ユルドゥルム首相は、死刑復活に関するエルドアン大統領の発言を受けての「論点は準備状況ですか?」との質問に、「社会的に死刑が望まれているのはわかっている。7月15日クーデター未遂事件と同様に、忘れてはならないのは、死刑は公正発展党(AKP)単独で撤廃できたのではないということだ。つまり復活させるにも各党と連立する形でなければ達成できない状況だ」と見解を示した。

レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領が、死刑について「もうそろそろです、心配しないでください。恐らくまもなくです。公正発展党(AKP)政権は国会に死刑復活を提案するでしょう。国会を通過することも信じています。私に議会から法案が回ってきたなら承認します」という形の発言を行った。これを踏まえて「(死刑復活の)論点は準備状況ですか?」と質問されたユルドゥルム首相は、「大統領が何度も発言された言葉がある。『我々は国民の要望に反する立場をとらない』というものだ。であれば、死刑には社会的な要望があることがわかっている。7月15日のクーデター未遂事件とともに忘れないでおきたいのは、死刑は公正発展党のみでは撤廃できなかったということだ。つまり(復活も)各党と連立する形でなければ達成できない状況だ」と見解を示した。

ユルドゥルム首相は、「死刑の復活に向けて、各党との連立への努力はされますか?」との問いにも「もちろん、当然」と返した。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:41511 )