アタテュルク空港で、銃声
2016年11月06日付 Hurriyet 紙


アタテュルク空港で夜、恐ろしい動きがあった。警察の停止警告に従わず、バイクで空港に入ろうとした2人のうち1人が空中に向けた発砲によって、もう1人も追跡の結果、それぞれ逮捕された。容疑者の1人はトルコ人、もう1人はシリア国籍であることが明らかにされた。アタテュルク空港は、少しの間出入りが止められた後、通常に戻った。2人の容疑者は今朝裁判所に移送された際、「何故逃げた?」との問いに、「自分たちは何もやっていない」と答えた。

事件は0時30分頃、アタテュルク空港の入口にあるチェックポイントで起こった。訴えによると、空港の入口で職務についていた警察のチームに対し、2人乗りのバイクが止められて検査を求めた。バイクの運転手は警察の止まれという警告に従わず、空港の方向に逃げようとした。この時、チェックポイントにいた警察のチームが空中に向けて警告発砲を行い、容疑者らを追った。チームは対策のため空港への車の出入りを停止させた。この事件に関連してテロ対策担当局(TEM)と特別行動局のチームに情報が伝えられた。

■1人逮捕、もう1人も2時間後逮捕

容疑者の1人は空中への警告発砲によってバイクを降りて投降した。もう1人の容疑者はというと、バイクでの逃走を続けた。容疑者は短時間の逃走の後、バイクを放棄して徒歩で国内線ターミナル駐車場に逃げ込んだ。警察チームはバイクを放棄して逃走した容疑者を約2時間続いた逃走劇の末に確保した。
■ナイフとスタンガンを所持

容疑者が放棄して逃走したバイクでも、爆発物処理調査担当局のチームが調査を行った。爆発物処理の専門家は、バイクのサドルを起爆装置でコントロールしつつ爆発させた。事件現場の調査チームは、バイクのサドルにナイフとスタンガンがあるのを発見した。

■窃盗の前科あり

警察は容疑者らに関して詳細な捜査を行い、容疑者らがいかなるテロ事件とも繋がりがないことを明らかにした。警察は容疑者らが22歳でシリア国籍のムハッメド・H. H.と窃盗の罪で5件の前科のあるメジヌン・K.であると確定した。警察は逮捕された容疑者らから多量のアルコールが検出され、空中への警告発砲を恐れて逃げたと主張した。

■「我々は何もやっていない」

逮捕された2人の容疑者の、アタテュルク空港保安担当局での捜査が完了した。容疑者らはその後バクルキョイ裁判所に移送された。容疑者らの1人は裁判所に移送される際、「何故逃げた?」との質問に、「我々は何もしていない」と答えた。

■シャーヒン知事から説明

事件後、イスタンブルのヴァスィプ・シャーヒン知事は、Twitterで説明を行った。シャーヒン知事は説明で、「今夜アタテュルク空港で停止の警告に従わなかったバイクに乗った2人の男が警察によって空中への発砲を受けて止められ、逮捕された。最初の捜査ではこの2人についていかなる武器や爆発物も見つからなかった。空港への旅行客の出入りは可能である。市民がこれ以外の情報を信用しないようお願いする」と述べた。事件によって、空港に入ることを望む市民はメインゲートで乗り物を降り、歩かざるを得なくなった。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:41547 )