「フランス24」TVは、今日(17日月曜)のレポートで「イラク軍へのイランの財政支援と軍事顧問派遣は、モスル解放作戦における重要な要素となる」と述べた。
IRNAを引用した本紙によると、同TVは、「この軍事作戦において対ダーイシュ(IS)有志国連合軍の空軍とアメリカ陸軍特殊部隊7500名も加わった」と述べていたと言う。
最近の同軍による空爆は、米国の主導でファルヴァルディーン月(西暦3月20日~4月20日)にマフムールの西にある村のハシド・シャービ陣営に対して行われ、30人の兵を殺害した。
この点について、テロ組織ダーイシュの魔の手からモスルを解放する作戦に参加している有志連合は、「この都市(モスル)を奪還するには、おそらく数週間かかる」と発表した。
フランス24はまた、「過去に実施された、地中海に展開した空母シャルル・ド・ゴ-ルからイラクのダーイシュ支配地域へのフランス海軍機による空爆も、この軍事作戦におけるフランス軍の存在感を示している」と加えた。
この空母は、18機のラファール戦闘機とその他の兵器を搭載し、何百人もの水兵やパイロット、メカニックが乗艦している。
フランスの同局は、トルコによるイラクのダーイシュ支配地域に対する砲撃の増加に関して、「トルコがこの作戦に参加するかどうかは、まだ定かではない」と付け加えた。
公開されたレポートによると、トルコはイラク領内とバシカ駐屯地(モスル近郊)における自軍の駐留について、イラク政府とモスルの作戦の協力国と反発している。
クルド[訳注:イラク領クルディスタン自治政府]のペシュメルガとイラク陸軍の合同軍は、ハージル(モスルの37キロ北東)側から進軍を開始、同軍は[作戦の]第一段階でモスル北部のバシカ郊外に到達することになっている。
同時にこのレポートでは、イラク戦争運動[対ダーイシュ民間部隊への、人々の参加を促す活動をしている組織]本部が、モスル市の内部と郊外での市民といわゆるダーイシュ警察との間の衝突を報告しており、この衝突は、バーブ・アル・ジャディードとハマーム・アル・アリル地区で激しくなっていると言われている。
またモスル市内からのレポートは、現在ダーイシュ指導者の家族たちが市内から脱出する手段を抑えているとしている。
テログループ、ダーイシュの手からモスルを解放する作戦は、今朝(17日月曜)にイラク軍最高司令官ハイダル・アル・アバーディー首相の発令で開始された。
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( 翻訳者:MM )
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