CHP、EU「トルコ進捗レポート」を批判
2016年11月12日付 Cumhuriyet紙

オズチュルク・ユルマズCHP副党首は欧州委員会の2016年トルコレポートに関して記者会見を開いた。オズチュルク副党首は「レポートでトルコの不足に触れている一方で、交渉プロセスの前にある政治的障害が除かれてプロセスが活性化されることについて明確ではっきりとした文言が再び表記されなかったことは、我々が批判する欠陥ある見方によるものである。しかしレポートが公正でなかったことは、その中に書かれたすべてが間違いだという意味にはならないはずだ」と述べた。

 ユルマズCHP副党首は欧州委員会の2016年トルコレポートに関して行った会見で、非常事態による諸政令に言及し、以下のように述べた。

「欧州委員会の2016年トルコレポートは、クーデターの企てや非常事態適用、非常事態による諸政令が我々の民主主義を圧迫するという非常事態下で発行された初のレポートだ。レポート発行直後に政府関係者が行った発表で、まるで交渉を望まず、交渉を諦める準備をしているとの印象を与えたことは正しい対応ではなかった。ここ14年間トルコを動かしている公正発展党(AKP)政権が行ってきた間違った政策は、トルコに重い費用負担を招き、国の威信やイメージに影を落としている。AKPの一貫性のない政策は、現代の標準的な民主主義を吸収していないことを明らかにした。我々は、EUが当初からトルコとの交渉プロセスに様々な口実を隠れ蓑にして、誠実で正しい対応を行ってこなかったことをいつも述べてきた。実際レポートでトルコの不足に触れている一方で、交渉プロセスの前にある政治的障害が除れてプロセスが活性化されることについて明確ではっきりとした文言が再び表記されなかったことは、我々が批判する欠陥ある見方によるものである。しかしレポートが公正でなかったことは、その中に書かれたすべてが間違いだという意味にはならないはずだ。特に表現と集会の自由、司法の独立性と公平性、メディアの自由、緊急事態適用とその事態下での諸政令が民主主義の範囲を狭めて機能不全にした点についてEU側が述べ、我々も同意する確認点と批判を、政府は真剣かつ真摯に扱う必要があることは明らかだ。」

■「EU自身の戦略的な利益にも損害を与えているのだ」

 オズチュルクCHP副党首は、会見の中で一部のEU関係者が衝動的で行き当たりばったりの態度をとっていると述べて、事実進んでいない交渉が中断する恐れがあると主張し、以下のように述べた。

「一部のEU関係者が衝動的で行き当たりばったりの態度をとって、実際進んでいない交渉が中断する恐れがあることは、EU自身の戦略的な利益にも損害を与えることなのだ。一方で、あたかもEU交渉プロセスはトルコにとってすでに重要性を失っていて、必要ではないかのような、政権担当者たちの中身のない挑戦的かつ不幸な発表がどのような政治的目的に適うのかは知られておらず、トルコの政治的方向性の点で混乱の原因になっている。トルコが一刻も早く非常事態状況を除いて平常化することは、重大な問題を抱えるトルコ・EU間関係の改善にも資することであろう。」

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(翻訳者:伊藤梓子)
(記事ID:41591)