秋に決して食べてはならない果物とは?
2016年10月03日付 Jam-e Jam 紙


 秋になり気候の状態や人々の体質が変わり、体を冷やす作用のある果物を食べると、一部の病気にかかりやすくなる。

 記者クラブから引用した本紙の記事によると、伝統医学者のヘイダル・オズマーイー氏は次のように述べたという。「秋にさしかかり気温が下がると、人々の体質は変化に直面します。このことから、秋には子供やお年寄りにより配慮することを薦めます。」

 彼は、「秋は寒く乾燥した季節なので、体を冷やしたり乾燥させたりする食材をこの季節に摂ると、体調不良を起こすことにつながります。この季節には冷水を飲んだり浴びたりすることも有害ですし、呼吸器系の持病がある方は咳が出たり鼻かぜを引くこともあります」と説明した。

 オズマーイー氏は、このようにも述べる。「気候が寒くなることで、人体はあまり水分摂取を求めなくなるため、寒いところにいると皮膚が乾燥するようになります。このことも考慮して、秋には暖かい水分を摂ることが当然ながら重要です。」

 伝統医学者オズマーイー氏は、「夏の果物を秋に食べることは、人体に有害です。レタスや、キュウリやスイカのような果物は体を冷やす作用があるため、だるさや寒さの原因になります」と説明した。

 彼は付け加える。「カリン、リンゴ、スイートレモン、洋ナシといった果物を食べると、人体を温める作用や抗菌性を持つため、秋にはたいへん有用で、ピスタチオやアーモンドもまたタンパク質によって体の免疫機能を強化してくれます。」

 オズマーイー氏は、体を冷やす作用がある果物や食品の摂取すると血液の濃度が高まり、だるさや疲労や不眠を引き起こす原因になると主張し、以下のように説明した。「冷えや乾燥を引き起こす食材や牛肉、痛んだ食品、缶詰、あるいはレンズ豆といった食品の摂取は、それら自体が持つ人体を冷やし、乾燥させる特性のため有害となります。しかしレンズ豆は、ゴルパル(ハナウドの仲間)、シナモン、ミントと一緒に食べると、血液がちょうどよい濃度になります。」

 この伝統医学者は、肌の保湿のために温かいお風呂に入浴することの大切さを強調し、「バイオレット(スミレ)やアーモンドのアロマオイルで肌をマッサージすることで、肌の乾燥を予防でき、ビターアーモンドやニゲラ(別名クロタネソウまたはブラック・クミン)のような温感オイルを使うと、関節や骨の病気にたいへん効果的です」と述べた。

 彼は、体を温める新鮮な果物や、抗菌作用を持つハーブティーをこの季節に摂ることを効果的なことと見なし、「カブやユーカリ、タイム、ペニーロイヤルのアロマ蒸気を吸引したり、シーラーズタイム、オレガノ、ショウガやシナモンのハーブティーを飲むと、秋には風邪の予防になります」と述べた。

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( 翻訳者:EK )
( 記事ID:41609 )