「一日あたりの石油輸出量、新記録の244万バレル」石油相が明らかに(2)
2016年11月03日付 Iran 紙

ヨーロッパ向けは1日70万バレル

 この点に関し、イラン石油国有公社の国際局長は、70万バレル以上のイラン産原油がヨーロッパ諸国に向けて輸出されていることを明らかにした。

 セイエド・モフセン・ガムサリー氏は、SHANA(石油・エネルギー)通信とのインタビューで、70万バレル以上のイラン産原油がヨーロッパ諸国向けであると述べ、「アジア諸国は依然として、イラン産原油の最大の顧客である」と述べた。

 イラン石油国有公社国際局長によると、アジア諸国が輸入するイラン産原油の量は1日174万バレルとのことである。

 アジアは世界最大のエネルギー消費地域であり、どの〔石油〕生産国もこの市場に注目している。イランはこの地域に位置していることをから、イラン産原油の輸出先の63%をアジア地域に、残りをヨーロッパ諸国その他に振り分けることが、我が国にとっての優先事項となっている。
 
原油ならびにコンデンセートの輸出量は300万バレル

 統計によると、10月のイランの原油ならびに天然ガス・コンデンセートの輸出量は1日約300万バレルに達したとのことである。この数字は近年では記録的なものであり、第11期政権〔=ロウハーニー政権〕の成果に数えられるものである。

 ザンギャネ氏は発言の別の箇所で、根拠のないウソを喧伝する行為に対しては、可及的速やかに応答する必要があると指摘した上で、「石油省は第11期政権が成功を収めるかどうかに大きな影響を与えることから、〔保守強硬派などの反政権派からの〕激しい攻撃に直面している省の一つとなっている」と述べた。

〔‥‥〕

 ザンギャネ石油相はさらに、「イランは現在、大規模な精油施設を稼働させることなく、軽油の輸入国から輸出国に転換した」と続け、現在の軽油の輸出量の平均は〔1日〕2千万リットルに上ると表明した上で、「イランは現在、ガソリンを除くその他の石油生産物の輸出国である。今年の終わり〔=2017年3月下旬〕までには、ガソリンの問題も解決するだろう」と付け加えた。

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( 翻訳者:WTNB )
( 記事ID:41623 )