基礎教育の私立化すすむ
2016年11月17日付 Cumhuriyet 紙


閉鎖された予備校の代わりに設立された基礎教育学校と私立学校の割合が、昨年と比べて2%上昇した。

教育における改革の取り組み(ERG)は、教育監督報告書2015-16年版を発行した。報告書は、教育システム内における私立教育機関の割合が急速に上昇していることに言及する中、教育段階全体でみても、私立学校の割合が12.8%に上昇したと述べた。昨年度、この数値は10.3%であった。報告書に上がったタイトルは以下の通り。

基礎高校数増加: 私立の普通中等教育機関数は、2014-15年にかけて1,174校であった一方、2015-16年には113%増加の2,504校となった。

就学前教育への期待薄: 国民教育省(MEB)が義務化を検討している就学前教育に関し、3-5歳児の就学率が33%、4-5歳の間では43%にとどまっている。県ごとにみると、 3-5歳児の就学率がエディルネで48,6%である一方、アールでは25,3%、シュルナクでは24,6%である。

先生1人に生徒19人: 就学前教育に関し、地中海地域では先生1人に対し生徒18人という比率であった一方、トルコ西部、北東部、また中央アナトリア地域においてはそれぞれ14人、17人、18人という数値となった。県レベルで一授業当たりの生徒の数は、ハタイとクルクラーレリで22人、アルダハンで16人、スィノプでは13人 であった。先生一人当たりの生徒の数は、公立学校では平均19人、私立学校では10-12人ほどとなっている。

就学率減少: 小学校レベルでの就学率の割合は、2014-15年にかけて96,3%であった一方、2015-16年にかけては94,9%に低下した。この割合は、男子生徒については96%から94,5%、女子生徒に関しては96%から95,2%への減少であった。中学校の就学率は、94,4%と昨年と同様であった。県ごとの割合を見てみると、ジャンルウルファが98,4%、シュルナクで98,1%、ヴァンでは98,1%であった。この数は、チャンクルで87,3%、ギュムシュハーネで73,1%となる。中学校における就学率について、最も高い割合を記録したのは、99,2%のバルトゥン、最も低いのは72,1%のギュムシュハーネであった。

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( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:41624 )